着物大学

第1回選考対象応募(投稿)画像・・・vol.1

グランプリ
準グランプリ

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審査員評
2019年10月1日から1月31日までの募集で総数約160件のご応募をいただきました。
沢山のご応募をいただき力作が揃いました。皆様のご応募に心から御礼申し上げます。

審査員3名様より、総評(着物・コーディネート・着付の視点)と各評(写真の視点)とをいただきました。(敬称略)

伊藤康子 (着物大学 学長)

お子様の七五三や挙式、おしゃれを楽しむコーデ、写真の一コマとしての着物という3つのテーマが見られました。力作が多く選出に困るほどでした。
どの姿も誇らしげで嬉しそうなお顔に真っ先に目が行くのはコーデが成功しているからと言えます。着物を着る時間は喜びに満ちていると伝えてくれてもいるようです。
色柄の多様性がある着物だからこれほど魅せられる画像になるのだと思います。

永尾風写(写真家)

【michuanliumei5 様 投稿画像※1枚目】
着物の柄と色、モデルの表情が大変印象的な写真です。明るい背景の中でモデルの顔も雰囲気一杯に撮影しており、難しい条件で良く撮影しています。掛け軸の鶴、紐状のオブジェ、床のにあるお供えと画面に映っているものが多過ぎて、見る人の焦点がそちらに向かってしまうので、画面を整理しましょう。明るい障子と壁の境目にモデルが立っていることも画面の落ち着きを損ねますので、構図を良く確かめて撮影しましょう。

【_0170_ 様 投稿画像】
秋の日差しを受けて鹿と戯れる着物姿の娘さん。写真的に難しい逆光の中で、着物の柄を上手に浮かび上がらせ、娘さんの髪、鹿毛が雰囲気を添えています。晩秋の空気と小春日和の温かさを感じさせる雰囲気のある写真に仕上がりました。上の紅葉の部分が広すぎて画面を散漫にしているので上半分を切るともっと良い写真になるでしょう。

【kira_rin_star 様 投稿画像】
静かで奥行きのある写真です。背景の庭木の緑が娘さんの朱色の着物が柔らかなコントラストを示しています。娘さんはお雛様飾りから抜け出して来たような可憐さの中に、しっかりした性格まで想像できる、見飽きない作品です。頭の上が少し切れていることと、庭の木の茶色が娘さんの顔にかかって背景を複雑にしていますので、背景と構図をよく考えながら撮影すると、もっと素晴らしい写真になると思います。

飯田昌美 (着付師)

皆さまそれぞれにお着物を日常で楽しんでいらしたり、ご家族で、またご友人などと楽しんでいらっしゃる様子が伺えました。
コーディネイトもとても個性的なお着物も多くありました。個性的なお着物の時は、ポーズも表情も思いっきり大胆に、あるいは頭からつま先までその個性を貫く方が良いのだと、皆様のお写真を拝見して感じました。
着付けの視点からは、お写真ですと、衿あわせが左右均等に見えにくなるので、着付けの際と、ポージングの際に気をつける必要があります。またおはしょりのちょっとした処理でも、お腹周りがスッキリ見えるかどうか変わります。胸元の補正が過剰すぎてかえって衿まわりや帯とおはしょりのバランスが崩れて見えてしまっている方、胸元をもう少し補正した方がよりお顔にかけてのラインもより自然となる方もいらしたので、補正を見直すことでもっと素敵なお写真になると思いました。
※こうしたらもっと良いと評した箇所もありますが、これはネガティブな評価ではなく、より成長を促す参考アドバイスです。そのように捉えていただきますと幸いです。

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