<にもかかわらず、耳を澄まそう> | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

研修の講義でしばしばお伝えする中にこんなのがある。
「年齢や立場、役職が上がってくると周りから苦言を
発してくれる人がどんどん減ってくる、周りに甘い言
葉や聴き心地の良い言葉ばかりになると、そこで成長
は止まる、そればかりか、アホになる傲慢になる、
要注意。そうならないように苦言を発してくれる人を
遠ざけてはならない、自ら近づこう、苦言に耳を傾け
るよう努めよう、時にしんどいけど、その苦言を謙虚
に受け止めるよう努めよう」

と、受講生の皆さんや部下の人達に日頃伝えている
にもかかわらず、気が付けば、私の前から苦言が減って
いることに、ふと気づかされる出来事が過日あった。

その後輩は、おそらく、云うか云うまいか迷った末の
指摘、苦言だったと思うが、勇気を出して絞り出すよ
うに伝えてくれたのだと思います。

ところが、不覚にも、というか、残念ながらというか、
その苦言に対して、ことのほかショックを受けてしまい、
気持ちが乱れて、落ち込んでしまったのでした。

その後、気持ちを落ち着かせ、日頃の自分を振り返り、
じっくりと思い巡らせていく中で、気付いたのが、
自分の周りから苦言が減り成長が止まっている自分、
アホになっている自分、傲慢になっている自分でした。
日頃、人に伝えている言葉がそのまま自分に返ってき
たわけです。苦言に対する免疫力の低下とでもいいま
しょうか。これはいかん!後輩に気づかされた。

人生半世紀以上生きてきて、当然のことながら場数
も多く踏んできた、多くの先人(親、先生、先輩、上司、
師匠・・・)から沢山の指導、指摘、苦言も受けてきた、
そうやって徐々に強くなり、成長してきたわけだが、
気が付けば、私ももう五十代半ば、厳しかった父親は既
に他界し、周りには先輩や上司よりも後輩や部下の方が
はるかに多くなっている。

先人からの苦言は減った、これは仕方がない。
でも、苦言は先人からだけではない、耳を澄まして、
自ら苦言に近づこう、苦言に耳を傾けるよう努めよう、
時にしんどいけど、その苦言を謙虚に受け止めるよう努めよう。

一生勉強、一生修行、死ぬまで成長します。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長@山田泰壮 拝