<要因と真因 其の二> | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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親愛なる皆様
おはようございます。

先日、「要因と真因」というコラムを書きました。

コロナの影響で、企業や家庭、個々人にも様々な
現象が起きている、廃業、倒産、解雇、失業・・・
それら全てがの原因が「コロナ」ということに
当然の如くなるわけだが、それは要因であり
真因(根本原因)ではない云々と先日も書いた。
今朝はそのことをもう少し掘り下げてみたいと
思います。

要は、廃業、倒産、解雇、失業が現象であるように、
その原因である(原因と思われている)コロナもまた現象
であるということを捉えなければなりません。
つまり、要因とは現象的なことであり、根本原因とは
本質的なことであるということ。

世間は(否、殆どの人は)、現象と本質を混同させて
しまっている、故に問題の本質的な解決ができず、
殆どが現象対処で終わってしまうので、時を経て、
形を変えて同質の事件や問題が起きる。
コロナに限ったことではなく、日常茶飯事である。

現象と本質とは、虚と実にも似ている。
世間では(殆どの人は)、目に見えるものが実で、
見えないものが虚であると思い込んでいる。
されど、目に見えるもの(現象)は、
見えないもの(本質)によって形成されている。
私が今、キーを叩いているパソコンもはじめに
誰かが考えたからココにある。「パソコン」は
目で見える、でも、「考え」は見えない。
目では見えない考えが本となって、目に見える
パソコンが現れたわけだ。そして、形あるものは
いずれ無くなる、このパソコンもそう。しかし、
目には見えない思いや考えは脈々と続く普遍的な
ものである。だから、実と思い込んでいたものが
虚であり、虚だと思い込んでいたことが実なので
ある・・・と、この話題は禅問答のようになって
しまうので、私のような愚人が文字で伝えるのは
難しい。

話をコロナに戻す。
緊急事態宣言が43府県で解除され、感染者数も
減少傾向にあるが、油断してはならない、
感染予防の油断のみならず、今、コロナという
ファクター(要因)を通して、社会も会社も個々人も
在り方や生き方を問われていることをしっかり認識し、
考え行動することであります。

自分自身にもよく云い聴かせ、よく考え、
また文章にしていきたいと思います。

今日も一日良い日に致します。
物流応援団長(兼)応援され団長
山田泰壮 拝