<父からの贈り物> | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

昨日は日帰りの東京。
大手E社様への出向型実践研修の最終講、
約半年間の学びのフィナーレでした。

東京と静岡の会場に分かれ、3年間で
4クールが行われおよそ50名の若手リーダー
を中心とした方々が受講されました。

E社さんとは私がサラリーマンで静岡支店長時代
からのご縁で、かれこれ25年位の古いお付き合
いですが、この3年間の研修導入によって、より
深いご縁と強い関係性が築くことが出来ました。

県の大手優良企業で、ジャスダック市場に上場さ
れる様子もライブで拝見し、現在も社長さんはじ
め大勢の幹部の方々と懇意にして頂いています。

そんな企業さんから研修のご依頼を頂いたのは
3年前、E社様本社へ出向き、役員の方々の前で
プレゼンテーション、今後、私の研修を導入する
か否かを判断する重要なプレゼン。

忘れもしない2017年2月23日。
奇しくもその日は父の命日、E社様の本社へ到着
する30分ほど前に私の父は亡くなりました。

病床にあった父の容体が急変し、名古屋市郊外の
某施設へ、深夜から家族皆で父のベットの周りを
囲み、最期に近づく父に声をかけ励ましていまし
たが、私はE社様との約束の時間に間に合うように
「お父さん、仕事に行ってくる、大事な仕事だか
ら頑張って終えたらすぐ戻ってくるからお父さん
も頑張ってや」の私の言葉に対して、父は虚ろな
声でかすかに反応したように思えた。

移動の車中「頼む、間に合ってくれ」と、
一人何度もつぶやきながら、しかし、思いも
虚しく、車内で兄から父逝去の連絡を受けた。
だから、家族の中で私だけが父を看取ること
ができなかったわけだ。

生前父から「親の死に目に会えんでも仕事優先
にせなあかんぞ」の言葉に私は従った。
しかし、今でも本当にあれでよかったのかと、
時に思いふけることがある。

兄からの連絡の30分後、E社様本社に到着し、
悲しみを堪え、プレゼンテーションを行ない、
後日、研修の依頼が正式に入った。

父の言葉に従っていなかったら、E社様との
この3年間の貴重な時間、体験は無かったの
かもしれません。

そんな経緯で始まったE社様の研修、そして、
E社様との関係性は、父からの贈り物ですから、
とても感慨深いのです。

そして、父の言葉に従い、これからも仕事は
最優先で全力で努めていこうと心にきめている
のです。(今の時代にはそぐわないかも知れま
せんが、令和リゲインですから 笑) 

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長@山田泰壮 拝