起承転結 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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親愛なる皆様
おはようございます。

起承転結の意味を知る機会があった。
元々は中国の漢詩を構成する考え方が日本では
文章やストーリーを四つに分けた時の構成として
意識されてきたそうだ。

人にことを伝える時、プレゼンテーションや説明、
日常の会話においても文章においても起承転結が
キチッでなされていると理解し易く腑に落ちると
云われている。

私なりの解釈も交え起承転結を一文字ずつ考えていくと、
「起」話の起源、始まり、上方漫才風に云うと掴み、
初めに相手をぐっと引き付ける初めのインパクト。
「承」はちょっと飛ばして、
「転」転がる転ずるということですから、物事の変化
次なる展開ということになり、
「結」は、読んで字の如く結び、結論、話しの終わりを
キチッと結ぶ、締める、上方漫才風に云うとオチという
ことになり、落語風に云うと、お後がよろしいようで、
ということになる。

「承」を飛ばしたのには訳がある、起と転と結は、
理解できるが、「承」だけが分かりにくい。

ちなみに、欧米思想は「起結」、即結論。
それに対して、東洋思想では、「承転」が間に入るわけだ。

「承」とは、承る、引き受ける、受け止める、受け容れる
の意で、「起」つまり始まり現状現実を承る、「転」つまり
変化を承るという意味だ。なかなか深い。

人に物事を伝えるのは難しい、相手を動機づけするような
伝え方は尚難しい、どれだけ「起」掴みが上手で、
「転」話が変化に富んで、「結」オチが上手でも、
その内容、伝えている物事に対してと伝える相手を
承る(引け受ける、受け止める、受け容れる)気持ち、
心がなければ、その話に深みはなく、相手を動機づけする
までには至らない。

今後の研修講義に追加しようと思う、そして、何よりも
今後、自分自身「起承転結」特に「承」を意識し物事を
伝えて参ります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!