シェア分散 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

昨日は日帰りの東京で、A運輸様への出向型実践研修、
その会社へ出向いて行なう出向型研修は、こちらに
各社に集まって頂く集合型と違い、その会社単独の為、
その会社の都合に合わせたオーダーメイドで、今回の
A運輸様は7カ月間全8講座のノングラン、昨日はそ
の第3講でした。

歴史の長い運送会社(運送会社に限らず?)によくある
一つパターンとして、ある特定のお客様と共に成長し
続け、気がつけば顧客シェア売り上げ構成の殆どかも
しくは全部が一社依存となり、お取引条件等その顧客
の言いなり、従属的な立場での仕事を強いられるとい
ったパターン。

また、その状態が長く続くと、営業力の低下やクリエ
イティブな思考までをも低下させてしまうという副産物
もついてくる。その顧客が仕事を出し続けてくれるので、
営業活動をして新規の仕事を獲得しなくとも充分やって
これたので、ガツガツ営業活動する必要もなければ、
業務改善提案の為の創意工夫をする必要もなく、ただ頂
ける仕事に実直に日々取り組めばよいわけだ。

過去に私が知っている中でも、その特定の顧客が倒産し
同時に廃業した会社もありますし、一社依存で長年の従属
から抜け出せずにいる会社は大概が元気が無く衰退していく。

このまま衰退していくか、未来に向けて手を打っていくか、
誰も衰退したいとは思っていない、されど、人間は愚かで
変化を好みません。先送りにして手遅れになっていった
会社を私はいくつも観てきた。

そんな中、今回のA運送様は後者「未来に向けて手を打つ」
を選択されたわけだ。受講者は社長含め経営幹部の重鎮、
ベテラン管理者から若手の営業マンまで幅広いですが、
やはり、過去に経験が無いことへの取り組みで苦戦して
いますが、第1講から第2講、そして、昨日の第3講と
じわじわと意識や動き、発言に変化が現れてきました。

あと五ヶ月でどこまで駒を進めることができるか、
私の方もなかなかスタミナがいりますが、受講の皆さんも
未経験のことへのチャレンジ、不安の中、苦戦しながらも
頑張っています。昨日は社長からビジョンと目標が明確に
示されました。未来に向けて前進する皆さんを全力で応援
します。

ちなみに、私が社長を務める㈱マイロジ(旧マルヒデ運送)
も、2011年私が着任した当時は、某大手食品メーカーの
シェアが85%でしたが、活発な新顧客の獲得によりシェア
分散が進み、8年経った今はその顧客のシェアは15%ほど
となった。まだまだ途上、目指すは最高シェア10%未満。
経営していくうえでシェア分散は命題です。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!