いろとりどり | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も何卒宜しくお願い致します。

今年初のモーニングメールはこんな話題で幕開け
しようと思います。今年もお付き合いどうぞ
宜しくお願い致します。

私は映画好きで昨年も沢山の作品を観ましたが、
昨年最後に観た映画は「いろとりどりの親子」
新しい年の幕開け前に相応しい、これからの時代を
逞しく、より良く生き抜いていく為に大変重要な
課題を示唆してくれる素晴らしい映画でした。

米国のノンフィクションドキュメントで、
大きな困難を抱える子供と親が語る真実のストーリー。
自閉症、ダウン症、低身長小症、LGBT・・・
様々な‶違い〟を抱えた子供を持つ6つの親子が直面する
困難と苦悩、その経験から得られる喜び、そして愛情が
描かれている。

ここ数年、私は研修の講義の中でも「多様性」や
「違うことを受容する」ことの大事をよく伝えている。

物事の捉え方や考え方、イメージは全て千差万別、
ましてや性格やキャラクター、表現方法・・・
同じものは何一つないにも拘らず、「そうじゃないだろう!」
とか「何故わかってくれないんだ!」「あの人とはムリ!」と、

自分との考え方の違いや受け容れ難きものに対する負の

感情は、相手を否定し、時に怒りとなり、恨みや憎しみにまで

発展し、不仲、イジメ、争い、その最たるが戦争なのかもしれ

ません。人間や物事は一人ひとり、一つひとつ違って当然、
違っていることが実は自然な姿であるにも関わらず、
それに気づけずにいる。日常の人間関係における
トラブルは詰まるところコレに尽きる。

この映画を観た作家の谷川俊太郎さんは、
「違う」ことが恐怖と憎悪を生み、
「同じ」ことが共感と愛を生む、
そう思い込まされている私達に、
この映画は違う次元の可能性を見せてくれる。
と、見事に示唆している。

さて、自分に置き換えたとき、多様性や受容することの
大事を伝えてはいるが、さぁ果たしてどこまで実践でき
ているか?
この映画を観終えた後、偽善的な自分を突き付けられた
ような気がして少々が滅入った。

顔、姿、性格、経歴、世代、国籍、言葉、考え方、物事
の捉え方、正にいろとりどり。人間一人ひとりがいろと
りどりであるように、今日と同じ明日はない、日々もまた
いろどりどり。

違いや変化を受容できる賢さ、許容できる心の広さ、
包容できる優しさを持った人間に私はなりたい。
まだまだ程遠いですが、もがき葛藤しながら歩んで参ります。

今年も一年どうぞよろしくお願い致します。

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!