<集中と分散> | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

大阪に本社を置く、(有)エムカンパニーの松木社長。
今月は東京から始まり、大阪、福岡、そして昨日は
名古屋にて、ヤマネット物流交流会にてゲスト講師
を務めて頂き、上記四都市を一緒に講演行脚、昨日
名古屋にて千秋楽を迎えました。

「業績の向上」というテーマで講演を頂きましたが、
好業績をあげ素晴らしい財務体質を築かれていること
もさることながら、現在のビジネスモデル構築までの
歴史、そして、未来を見据えた今後のビジネスモデル
の展望を、私は4会場で4回聴いたわけですが、
改めて確信したのは、今朝のお題でもあります
「集中と分散」。

エムカンパニーさんに限らず、大阪の大榮さん、
福岡の深田運送さん等、ヤマネット研修をご活用して
下さっている好業績企業の共通点は「集中と分散」
であります。

商材を畜産に特化した物流でエリアを関西圏に特化、
商材とエリアを一点集中させる。同じ店に複数の
トラックが別の顧客の別の商材を輸送していた流れ
を1台のトラックが別の顧客の同じ商材を1件の店
に輸送する流れに変えていくことにより輸送効率を
極限まで上げていく。

その情報は畜産業界にジワジワと広まり、
関西圏でお肉の輸送ならエムカンに頼んだらええやん。
(関西弁(笑))今ではそうなっている。

荷主顧客から「この運賃でやってくれ」から今や「この
仕事の料金は○円、頂けないなら他社へご依頼ください」
と、価格決定権すら主導権を握っている。
集中化による強みであります。

そして、「分散」とは、顧客比率の分散。
過去は、長く続いた日本の経済成長の恩恵で、ある荷主
にくっついて、その荷主の成長と共に大きくなってきた
運送会社が殆どで、お客比率100%、その荷主の
仕事以外していない、その仕事が全て、だから言われた
ことは何でもやるという従属型運送会社が殆どだったが、
その荷主に何かがったらオシマイであります。
大手と取引しているから安心なんて時代はもうとっくに
終わっています。

好業績をあげ安定経営をしている企業の多くは、
最上位顧客の売上比率が10%を切っています。
エムカンさんも勿論、先に記した大榮さん、深田運送さん
などは、最上位が3~4%というから驚きであります。

「集中と分散」、たいへん刺激になり、改めて確認しました。

四都市講演行脚では、松木社長の人間的魅力をたっぷり
味わいながら、大いに学び、大いに楽しませて頂きました。

松木社長、大変お世話になりました。
今後共、末永く、共に学び、共に実践して参りましょう。

皆さん、ヤマネットしてますか!?
(昨日の物流交流会に参加された人にしか分からない(笑))

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長@山田泰壮 拝