親愛なる皆様
おはようございます。
ドイツの宰相ビスマルクの言葉、
「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」
は有名だが、私は若い頃この言葉に違和感を抱いていた。
経験から学ぶ者が何故愚者か?
歴史から学ぶ者は自分が当事者ではない場合が多い、
でも経験から学ぶ者は、自分が当事者だからその経験体験
から痛みや苦しみまたは喜びなども直接味わっているわけ
だから、歴史からよりも経験体験から学ぶ人の方が説得力が
あるではないか!というのが私の考えで、納得できなかった。
しかし、若かりしとき納得できなかったその言葉が、
この歳になってつくづく腑に落ち痛く身に沁みます。
よくよく考えれば分ることでもやってしまって案の定失敗をする、
ちゃんと観れば先に落とし穴が見えるのにまんまと落ちてしまう、
なんとなくアカンと分っていてもなんとなくカッコイイからやっ
てしまって案の定・・・つまり、経験しないと分らない人であります。
一方、歴史から学ぶ人は、過去に失敗した人を反面教師としその
マネはしない、親や先輩などから謙虚に教えを乞う、人間が陥る
本質的な邪念や煩悩を理解し歴史は繰返すという法則をよく勉強
している。更には過去の自分の経験も一つの歴史として客観的に
捉え判断材料にする。
では、この歳になった自分に置き替えたらどうか?
若い頃ほどではないにせよ、未だに歴史からも経験からも
学べてないなぁと思える判断や言動を発してしまうことがある。
まだまだ修行が足りません。
賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ。
今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!