<平均寿命と会社経営~高齢化問題その3(最終回)~> | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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親愛なる皆様
おはようございます。

昨夜、東京から戻りました。
一昨日は東京浜松町で今年最後のE社様での研修を終え、
晩は、日暮里まで移動し、娘夫婦と食事をしました。
娘がとってくれた店でしたが、お客さんの年齢層が
えらく高いお店で、爺さん、婆さんの姿がやたら多く、
たまたまなのか、時代なのか・・・
娘夫婦と店内を見渡し苦笑いをしながら食事をしました。
ともあれ、力を合わせて暮らしに仕事に励んでいる若
い二人の様子が確認できて、よかったです。

さて、先日からテーマにしている「高齢化問題」ですが。
今朝は、平均寿命と会社経営という観点で書いてみよう
と思います。少々ムリがあるが、書いてみる。

まずは、私ごとですが、実は本日誕生日で54歳に
なりました。子供の頃、企業の定年退職は55歳、
その頃なら、私は来年定年ということになります。
55歳で定年退職して何すんねん!?と思いますが、
その時代の男性の平均年齢は70歳くらいだった
わけですから、そう考えると頷けなくもないか…

日本は世界でも有数の長寿国であり、現在の平均年齢は
およそ男性82歳、女性88歳、世界の平均が男性70歳、
女性74歳ですから、圧倒的であります。そして、長年
ずっと今も尚年々更新し続けている。

私が生まれた年1965年の平均寿命は男性は68歳で
女性も73歳くらいだったわけですから、50年余で
15年も長生きできる国になったということです。
医療の発達や乳児の死亡率減少も大きな要因のようだが、
長生きできる風土や環境というのは素晴らしいことで、
日本は良い国だといえる、はずなのだが・・・
住みたい国ランキングや学力や幸福度の調査結果など
では、何故かいつも上位にいない。

平均寿命が延び、出生率も全体人口も減少している
わけですから高齢化が進むのは当然ですし、経済的
なピークもとうに過ぎているので、長生きはしている
ものの、未来への希望とか活力という点では、やはり
どうしても劣る。

ここで、それらを会社経営に置き換えて考えてみた時、
活力のある会社は、今いる人たちが定年まで安心して
働ける環境を創りつつ、やはり一方で新規顧客の開拓
や新規事業への進出、新商品新技術の開発等々、
希望ある未来を示し、そこへ向けて行動している。
逆に元気のない企業は、今を守ることで精いっぱい、
現状維持は衰退ですから、やはり元気がなく、劣るわけです。

企業の平均寿命は30年と云われています。
これは正しくその企業の創業者の寿命であります。
40歳で起業して、事業継承ならずで、70歳で廃業。

国民の寿命が延び国家が衰退していく様と、
社員の高齢化が進む中で次の手が打てずにいる企業の様。
避けられない人口減少と高齢化社会の中で、
次なる手を打ち、活路を見出していかなければなりません。

起業から20年経ちました。
事業継承を成すか、平均寿命で終えるか、
残りおよそ10年です。

爺さん婆さんに囲まれて娘夫婦と食事をしながら、
そんなことを考えていました。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長@山田泰壮 拝