LOVE LESS | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

週末、土曜日は実践研修名古屋29期生が開講しました。
9月までのおよそ半年間、受講生やアドバイザーの皆さ
んと共に学んでいきます。第1講にして個々が自分自身
の問題課題に改めて気づき、それを受け容れこの研修期
間中にクリアしなければと、不安と緊張の中にも前向き
さ素直さが伺えました。
緊張感漂う第1講でありましたが、どうか半年間という
時間を自らの成長の為の有意義に使って頂きたいと思い
ます。

昨日の日曜日は、4半期に一度のペースで開催している
「日曜朝の読書会」でした。今回は初企画で、読書会&
映画鑑賞会という二部構成特別企画とし、読書会をいつ
もより早く切り上げ、名古屋セミナールームから徒歩5
分の所にあるミリオン座へメンバーと共に移動しました。

昨日観た作品は、ロシア映画「ラブレス」、なかなか奥の
深い作品でありました。私は日頃から映画はよく観る方で
すが、ここ最近のモーニングメールでは、あまり映画のこ
とには触れていませんでしたので、今朝は久しぶりに書い
てみようと思います。

「ラブレス」
直訳すると「ラブ(愛)」と「レス(無い、欠く)」の二つ
の単語を合わせた造語と解釈できる。正しくタイトル通り
のストーリーで出来上がっている。

身勝手で自分の都合しか考えていない夫婦が早く離婚して
新しいパートナーとの新しい生活をしたいばかりに、我が
子を互いに押し付け合う。その激しく言い争う両親の姿を
耳をふさぎ泣きながら聴いてしまう12歳の息子がある朝、
学校へ出たきり姿を消した・・・
なんとも暗く、あまりにも悲しすぎる父母と子の話が展開
していく。

正にラブレスなのだが、この映画の深さというかおもしろ
さ(興味深さ)は、夫婦や父母と子供のラブレスに留まら
ず、人間誰しもが持つ身勝手さ他人に責任を押し付けよう
とする狡さや卑怯、そして、よくよく洞察すると、
ラブレス状態に陥っている現代社会全体を絶妙に風刺して
いるところです。

四六時中スマホを操作している母、テレビ電話で遠方で暮ら
す娘と父親の会話シーンがあるが「会いたいよ」という父に
対して「会ってるじゃん」と笑顔で応える娘、時代設定は
2012~2015年、ロシアがクリミアを併合しウクライナ危機
が起きた時と重ねてあり夫婦の関係が崩壊していく様子と
シンクロしている。

高度情報化社会の中で、コミュニケーションのデジタル化は
益々進み、人間関係は希薄で無責任になり、夫婦愛、親子愛、
家族愛、隣人愛、地域愛・・・総じて人間愛が欠如してして
いっている現代に生きる者への警告と受け取れる作品であり、
反面教師で、家族の大事、人間関係コミュニケーションの大
事を改めてを思い知らされる作品でありました。

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!