経済優先の価値感が及ぼす影響 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

 

昨日、久しぶりの友人を訪ねた。
友人と云ってもこの度はお仕事を頂く方向で、
新規顧客先としてその打ち合わせの為に伺った。

理美容業と化粧品のメーカー卸し業を営む彼は
抜群の経営センスで人間性も素晴らしく、
話しは公私多岐にわたり、2時間程の濃密な時間
があっという間に過ぎた。

 

時代環境の変化や今後の経営課題の話題なった時、
お互いある共通の疑問を抱き、違和感を感じてい
ることに改めて気づいた。

それは、経済最優先の価値観による弊害。

デジタル化、IT化、AI化・・・による効率化、
スピード化は確かに図られ実現し、今も尚進化し
続けている。でも、本来社会や人間の幸福や実利
的にも成果を生み出すために築かれた物モノが、
ある線を越え、負の副産物を次々と生み出し
本末転倒な結果を生み出している。

 

例えば、私が研修の講義でいつも伝えている
ながらスマホによる事故は、人間同士のコミュニ
ケーションの形態が会って話すアナログコミュニ
ケーションから、電話、FAX、携帯、インター
ネット、スマホと進化し、今や会話をすらしない。


画面で文字や画像でのデジタルコミュニケーション
となり、結果何千件もの悲惨な事故が発生し多くの
尊い命が奪われている。物流現場でいえば、
ジャストインタイムやアスクル(明日来る)のよう
な顧客の究極ニーズを実現させる為に、先の
アマゾンと佐川やヤマトとの出来事に象徴される
ような企業同士の熾烈な価格競争の元で、
ワンクリックオーダーの先で、時間指定に追われ
焦るドライバーが生れ、必然的に安全性は低下する。

 

原発もそう、森友問題もそう、新幹線の台車亀裂もそう、
大手メーカーの不正もそう、全部例外なく経済最優先の
価値感が及ぼす弊害であります。あげればキリがなく、
またその根は深い。

されど、この流れを止めたり、逆流させることは
至難であります。では、我々にできることは何か?
否、私にできることは何か?
考えていきたいと思います。

つづく。

 

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!