経済優先の価値感が及ぼす影響:後編 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

 

今日から新年度というところも多いのでは
ないでしょうか、我が社もそうで、先週
土曜日3月末日が決算日、今日から気持
ちも新たに新年度のスタートです。

 

先回のコラムでは、経済最優先の価値観が
現代社会に及ぼしている様々な弊害を指摘し、
では、我々にできること、自分にできること
は何か?という問いを残したまま昨年度最後
のコラムを終えたので、新年度初の今朝は、
私独自の視点でその答えを示していこうと思います。

 

先週土曜日は、実践研修東京5期生の最終講
(修了式)でありました。少人数の東京5期生
でありましたが、各々が自社自分の日常におい
ての重要な課題に気付き、明日からの実践に臨
む決意を胸に修了されました。

 

以前、コラムにも書いたことがありますが、
東京、名古屋、大阪、福岡と研修開催各地に
それぞれのカラーというかエリア特性がある。

東京のカラーは一言で云うとビジネスライクだ。
日本自体が経済大国で、その首都なわけですから
当然といえば当然ですが、やはり際立っている。
そのエリア特性から、お題である「経済優先
の価値感が及ぼす影響」が、善しも悪しきも
見えてくる。そして、そこから自分のすべき
ことも見えてくる。

 

ちなみに調べてみた。
以下は全国比で見た東京都の指数である。
人口10.5%、県民所得15%、法人数20%、
利益計上額49% (カレント経済ノートより)

あの狭い面積の中に全人口の1割、全法人の
2割、そして、なんと全法人が申告している
利益額の半分を東京で計上していることには
驚いた。正に一極集中、この国の経済を東京
が支配し、主導ているといってもいい。

 

狭いエリアの中での経済活動では必然的に効率
が求められる、効率を高めるには、必然的にス
ピード化、デジタル化、システム化が欠かせない。
故にそこで働く人達、そこで生きる人たちの思考
が効率重視になり、システム的、デジタル的にな
っていくのもまた必然であります。

 

すると、どうなるか?
効率の悪いことはやらない、目の前に困っている
人がいても効率が悪化するから助けない、関わると
効率が悪化するので見て見ぬふりをする、知らなか
ったことにする、嘘をつく、人を信じなくなる、
言ってもやっても同じだから関わらなくなる、
人間関係が益々希薄になり、益々悪化していく・・・
これはもう人間社会の崩壊であり、国家の一大事
であります。

 

私のやるべきこと、使命といってもいいかも
しれません。それは正にこの崩壊を食い止めること。
その為にできることは、会社経営通じ、研修事業を
通じ、倦まず弛まず諦めずこの大事を説き続け、
具体的な方法も示しながら、より良い人間関係を築
くこと、仲間同士の絆を深めること、御縁を大事に
すること、総じて人間関係を活性化することであります。

そして、何よりも誰よりも自分自身が日々
一所懸命生きることであります。

 

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!