嗚呼、働き方改革            | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

今週、佐川急便が東証一部に上場します。
売上9000億、時価総額5000億という超大型上場です。

佐川と云えばライバルはヤマト。
売上規模ではヤマトが1兆4000億で圧倒的、
宅配便のシェアで見ても業界全体の30%が佐川に対して、
50%近くがヤマトですからここでも圧倒的であります。
佐川がAmazonから撤退したことも大きな要因となって
いるようですが、ところが意外に(というと佐川さんに
失礼だが)営業利益では佐川49億、ヤマト34億と、
率にすると5.3%と2.4%、2倍以上の開きがで佐川の方が
効率の高い経営をしているということがいえる。

ただ、そこには、ヤマトが220億という未払い残業の支払
いを一気に行なった費用も含まれているというので、
一概にはいえない。しかし、どちらにしても、
今後は働き方改革に対応しながらの経営を余儀なくされるわけで、
そこには、荷主、顧客に対する適正な料金の設定と要求が
必要不可欠であります。佐川とヤマトと動向は、我々中小の
運送会社にも大きな影響を与えます。

さて、我が社においてもやはり御多分に漏れず、働き方改革に
対応すべく体制作りと、人材の確保は経営課題の筆頭であります。
稼ぎたいヤツは働け!の時代に育った我々世代の経営者、管理職
は、この改革制度は、この国をヘナチョコにしてしまう!と
嘆いている。何が働き方改革だ!」「ガタガタ言わんと働け!」
と云いたいところですが、現代は沢山働いたた国から叱られる時代、
そんなこと言ったら経営者は逮捕されちゃう時代ですから、
逆に、ガタガタ言わんと働き方改革に対応していかなければ
なりません。嗚呼、働き方改革、とほほ・・・

されど、我が社も対応すべく今期下半期からは「人材確保活動」
は営業活動の一環とし、営業活動計画の中に組み込んみ、
様々な角度から幹部と共に動き、ジワジワと人材不足解消に
向かっています。

今朝もこれから早朝営業会議、残り少ない今年と来年に向けて
の活動内容を幹部達と喧々諤々行ないます。がんばろっと。

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!