やらないことを決める | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

 

週末、土曜日は大阪にてマネージャー実践研修、
日曜日は三重にてプロドラチーム実践研修と続いた。
どちらも参加者の受講態度がとても良く充実した
二日間でありました。

 

役職階層に応じて研修課題は異なりますが、
決めたことをキチッとやる、向こう1カ月の
やることを決めるということにおいてはどちらも
共通しています。

 

そんな研修の主催者である私は、逆に「やらな
いことを決める」を出来る限り心掛けている。
一見おかしな話に聞こえるかもしれないが・・・

 

ピーター・ドラッカーは時間の概念をいくつもの
ユニークな表現で示してくれている。「自分が何に
多くの時間を取られているかを知り、何に時間を使
うかを明確に決めること」「時間は使うものでは無
く確保するものだ」そんなことを意識していくうち
に、自分が如何に時間の無駄遣いをしているかとい
うことを痛感し、やることではなく、やらないこと
を決めるこをを意識するようになった。

 

これは以前、あるコンサルタントの先生から聞いて、
なるほどと思い、やってみたのだが、過去のスケジ
ュール帳を1年間遡り、これは行かなくてもよかっ
た、参加しなくてもよかった、会わなくてもよかっ
た、対応しなくてもよかった・・・要は自分がどう
してもやらなければならかったか?という観点で、
過去のスケジュールをチェックしていき、自分が
やらなくてもよかったと思われるものを消し込んで
いくという作業。過去のことだからタラレバではあ
るが、相当無駄な動きをしているし、逆を云えば、
相当の時間が確保できることになる。

 

昨年は父親が他界し、部下の不幸もあり、人の生き
死にについて必然的に考えることが多くなったし、
命に順番はないということも思い知らされたことも
あり、自分に置き換えた時、残りの人生の時間は計
り知れずとも、如何に生きるかを本気で考えるよう
になった。

 

そんなことを考えてなかった頃は、もし余命宣告さ
れたらどうすると問われると、あれもしたい、これ
もしたい、あれもこれもやらねばと応えていたが、
今はリアルに、やらないことを考えて決めるを努め
てしている。もう少し丁寧に表現すると、
やらないことを決め、時間を確保し、やることを決める。

 

だから、毎日やることが多く忙しくしているように
見えるが、過去やっていたけど、今はやっていない
ことが沢山あってスッキリしている。
思考や行動が相当シンプルになってきている。
そんな気がする。

 

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!