必然の恩恵 その1 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

昭和12年に書かれ、戦後校正されて世に出た著書
「君たちはどう生きるか」が、この度漫画化され、
人気を呼んでいる。200万部を超える勢いに誘われ
読んでみた。 なかなかおもしろかった。というより、
忘れかけていた大事なことを思い出させてくれた。
そんな箇所がいくつかあった。

最も大きかったのは、自分自身の存在も含め、
自分の周りにある殆ど全てのものは必然的な人や物
や自然の恩恵によって繋がり成り立っていることに
改めて気づかされたことだ。

例えば、今、私はパソコンのキーを叩いている。
このパソコンが、こうして私の所有物になるまでの
プロセスを源流に向けて辿っていくと、
実はとんでもないことになる。

やってみよう。
購入した家電屋さん、家電屋さんの店員さん、
その家電屋さんが仕入れるメーカー、メーカー
の技術開発担当者、製造する製造工場のエンジ
ニアさん、製造工場で動いている機械を動かす
油はおそらく辿っていくとアラビアとかアラブ
が原油国だとすると、原油を採取する労働力、
少量の油だけを輸出することはできないので
大型タンカーで海を渡ってくるのだろう、その
タンカー船の操縦士、屈強な乗組員、そして、
その大型タンカー船は、どこかの国の大きな
造船所で建設され、その造船所で働く人々・・・
と、こんなふうに辿っていくと、その導線は、
一本ではなく、縦横無尽に限りなく広がってい
くが、全て連鎖していることが分かる。

このテーマは少し長くなりそうなので、
久しぶりにシリーズで書こうと思う。
今朝はここまでにしておこう。

さて、今日から9月。
猛暑、酷暑、危険な暑さと云われ多くの人命をも
奪っていた厳しい夏が終る。日中はまだまだ暑い
日が続いているが、朝晩の気温や虫の声からは
秋の訪れを感じる。季節は巡っている。

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!