色眼鏡を外す | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

先日書いた<他人のせいにするな>というコラムを読んで、
よくわからない・・・という友人の感想を聞いて、
もういちど違う角度から、書いてみようと思う。

自分にとって都合の悪いものや違う意見を嫌い排除しようとすると、

人間関係がギクシャクしたり、時に争いへと発展する。
誰もが全てを受け容れる器量や寛容さがあれば素晴らしいのに、
言うは易し、なかなかそうはいかない。

大と小、早と遅、富と貧、本物と偽物、光と闇・・・
物事の認識は相対するものによって果たされる。
そして、これら相対するものを良い悪い、優劣で色分けすると厄介なことになる、

ましてやそれがモノではなく人間だったら尚更である。

良い悪い、優劣で色分けするのでなく、「相方(あいかた)」として、

「双方合わせて一つ」という捉え方をすると相対するものとの付き合い方が変わってくる。

これまでは、良や優は受け入れる相手で、悪や劣は排除する相手だったものが、

全ては自分が存在するために無くてはならない絶対の存在へと変化する。

例えば、偽物は本物が存在するために無くてはならない絶対の相方、

だから、本物さんは、「私の存在の為に居てくれて偽物さん有り難う」と、

お礼を云わなければならない(笑)

そもそも人間誰しも同様に、心や意識の中に善悪、清濁を併せ持っている。

優しさ、ひたむきさ、元気さ、明るさ、素直さ、正義感・・・に対し、

傲慢さ、ズルさ、姑息さ、陰湿さ、冷たさ、残酷さ、猜疑心、・・・

相手に傲慢を感じたとき、相手に優しさを感じたとき、
それらは全て自分の中にある同類が投影されているといわれている。

つまり、誰もが本質的には大差はない、現象的に外に向けて表現されいるか否かの

違いこそあれ、本質的には同類に根差しているようだ。

自分勝手な観念という色眼鏡で相手を見るのではなく、
見る距離や角度を変え、色眼鏡を外し、観念を超えて相手を見てみる。

受け容れ難きものを受け入れる。言うは易し行なうは難し。

相当の覚悟と勇気なのかもしれませんが、そうすると景色が変わり、生きやすくなる。

今朝は新幹線の中で書いた。
今日から土曜までは東京、研修、企業訪問と、
この三日間もいろんな人と会う。
色眼鏡を外して、一人ひとりと向き合おう。

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!