ゆとり教育と働き方改革 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

「最近の若けぇ奴らぁ、本当に頼りねぇ、ひ弱になっちまいやがって」というセリフを

古典落語で聴いた時、これは時代を超えた大人の嘆きなんだと思った。

要はある程度人生経験をした大人から見れば、いつの時代も若者は

頼りなく見えるということなのだろう。

でも、現代社会は、これまでとはどうも様子が違うような気がする。

最近の若者は、本当に弱くなった・・・

1980年代というから意外と昔だったのに驚いた。
学習内容と授業時間の削減、いわゆる「ゆとり教育」のこと。
始まったのは今から30年以上も前のことである。

2016年「働き方改革実現会議」が始まった。
議事録に目を通すと、政治家や大手企業経営者、有識者・・・
出席者による見解、改革の条件の中には、共通して長時間労働の抑制、

労働時間の削減は盛り込まれている。

詰め込み教育、偏差値教育、受験戦争が、不登校、落ちこぼれ、
果ては自殺にまで子供を追い込んでしまうという事態の末に
できた「ゆとり教育」。

産業社会、競争社会、長時間労働が、ストレス、うつ病、
果てには過労死という異常事態の末に「働き方改革」。

本来、人の成長や物心ともに豊かにする為の手段であるはずの
教育や仕事が、人間を精神的に追い込んでしまい命をも絶ってしまうという

本末転倒な現象を解決する為の政策であり、共に人間尊重、人命最優先旨としている。

それは至極最もで、重要なことだ。

故に、文章で表現するのは、相当困難ではあるが、
勇気をもって敢て言葉にしようと思う。

勉強しない、仕事しない、これでは、この国は必ず衰退していく。

最近の若者、否、未来の若者はどんどん弱くなっていく。

と、ここまで書いて、お断りしておくが、私は長時間労働を推進する者では決してなく、

自社においても労働時間短縮、労働環境の整備は常に意識し果敢に推進している

社員想いの(手前味噌だが)経営者の一人である。

されど、少なくとも私自身は、若い頃、不眠不休で馬車馬のように働いたことによって、

強く逞しく成長できた。
現代では、こんなことを口にしたら逮捕されてしまうが、
「1日、2日寝んでも死にゃあせん!」
「40度熱があっても這ってでも出勤してこい!」
という上司からの言葉、環境の中で働いてきた。

ちなみに、子供の頃は学校で先生からよく殴られた。
痛かった、何とも言えない屈辱を子供ながらに味わった。
でも、その先生を今、心から恩師と思い、今でも慕い時に会いに
訪ねて行くこともある。

法律に背くわけにはいかない、
されど、
法律に従うだけではいけない。

どうやら、この話しは長くなりそうだ。
続きは、次回以降に書くことにする。
今朝は、ここまで。

ゴールデンウィークも終盤、どうかご安全に。

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!