事業継承 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

公私共に忙しい日が続く、毎日が怒涛のように過ぎていく、
気がつけば週末、5月も終盤に突入。
モーニングメールも少し日が空いてしまった。
昨晩、福岡入りし、今日は実践研修福岡2期生第2講だ。

さて、先日開催した5月度の物流マネジメントセミナーでは、
沢山の方にご参加頂き、誠に有り難うございました。
中には、何年ぶり?というくらい懐かしい顔にも再会でき、
嬉しいことでありました。

今回のセミナーは、好評「番頭の経営学」シリーズ。
「事業継承」というテーマで、4名の経営者、経営幹部に
御登壇頂き、パネルディスカッションを行ないました。
およそ2時間に及ぶディスカッションは、大変勉強になり、
ご参加者皆さんからも大変好評を頂きました。

今回は、番頭の経営学でありますが、
パネラー4名中3名は既に社長さんで、御一人が次期社長
の専務さんという構成で行ない、事業継承というテーマで
ありますが、継承の中でも、同族(親子)継承、他人継承、婿養子さんが

継承していくパターンと、四名四様で、事業継承の際の思いやご苦労、

継承の前と今、先代への思い、確執、葛藤、または事業継承を

目前に控えた次期社長の心境、などなど、パネラーの皆さん忌憚なくリアルで

生々しい事業継承の現実を語って下さいました。とてもドラマチックでした。

印象的だったのは、事業継承の前と今、過去の自分と今の自分を
比較すると皆さん例外なく、意識の矛先、エネルギーを注ぐ場所が、

社員に向いているということ、そして、目先ではなく、長い時間軸で

物事を見る意識変化をしているということ。

「社長になるんだ!」という自分自身の目標に対してや、
売上の獲得、今期の利益、社長(先代)とのやり取りとか評価等が、

意識の矛先、エネルギーを注ぐターゲットだったものが、
社員が活き活き働ける職場にするために、

人財育成、社員の健康、社員の満足、社員の幸せ・・・皆さん例外はなかった。
実に興味深いことに気付いた。

「こいつらを俺が守るんや」それがトップに立つ者の意識の
証なのかもしれません。されど、甘やかすだけでは勿論なく、
時に厳しく叱咤し、逞しく育ってもらうよう実践教育をしていく、

家庭でいえば親父のようなもの、今、目先、しんどい思いをしようとも、

否、敢て、しんどい思いをさせてでも、強く逞しく育つことを願い時に見守り、

時に寄り添い、時に叱咤激励し、未来を見据え判断し、方向を示していく。

そして、それが次の後継者を育て、バトンを繋いでいくことになる。

こうして、事業継承をした瞬間から次への継承の作業が

もう始まっていることに気付いたのだ。

先代から引き継いだ清濁全てを自分というフィルターを通じて、
また次へ継承していく、そして、その次もまた・・・
事業継承は壮大なヒューマンドラマであります。

パネラーで登壇下さった、
辻社長、大杉社長、前田社長、村山専務、
大変勉強になりました。
ありがとうございました。

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!