読書バランス | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

 

このコラム、物流応援団長モーニングメールは、ヤマネットが
実践研修を実質スタートした2009年から受講生に向けて書き
始めたのが初めだが、その前は、山田モーニングメールとして
公私共に御縁ある人達へ、更にその前は、まだパソコンが
それほど普及していない頃、スマホやタブレットなどは影も形も
ない時代に、自分の思いや考えを手書きのコラムにして、ごく親
しい10名ほどの人に郵送で送っていたのが起源だ。

書くことは読むことに繋がる。
販売する為には仕入れが必要なように、
読むことは書くための仕入れ作業のようなものだ。

私は若い頃、それほど読書をする方ではなかった、否、殆ど読ま
なかったといった方がいいくらい、二十数年前の師との出会いから

読書量の不足を痛感することになり、前向きな読書が始まる。
師は、仕事以上に読書の大事を説く人である。
とはいえ、私自身は、やはり仕事最優先で、それほどの読書量ではなかったが、

師の教えのお陰で読み方に特徴があった。ただ読むだけではなく、

仲間と共に読書会を開いて一冊の課題図書についてディスカッションしたり、

また、読みっ放しにするのではなく読み終えた後、

感想や自分の考えをレポートにまとめたり・・・最大はなんといっても師との旅だ。

歴史小説など伝記を読み終えた後、その主人公の生誕地や暮らした場所、

活動したゆかりの地を訪れ、地元の記念館や、

時にその主人公の末裔(まつえい)を訪ねって行ったりもした。

高知へ坂本龍馬を、新潟へ河合継之助を、函館へ高田屋嘉平を、
鹿児島へ西郷隆盛を、山口荻へ吉田松陰、高杉晋作を、長野松本へ栗林中将を・・・

師との旅は、全国各地に及んだ。

師曰く、現地現場を訪ねること、その人が歩いたであろう同じ道、同じ土を踏む、

その人が生きた場所でその人を感じること。
そうすると読書がただ文字を読んで頭で理解するだけのものではなく、

その内容や主人公や著者の思いや考え、本質が細胞レベルで理解できる、そんな感じだ。

そこまでを読書と捉えると、読書は、ただ読むだけの作業ではなく、

人間形成の為のとてつもない大仕事になる。
書くことも、ディスカッションも、旅をすることも全部含めて読書だ。

読むことは書くための仕入れ作業と、冒頭に述べた。
経営者なので、最後に損益計算書風に表現すると、
仕入れは売上原価、つまり売上原価(読む)だけで、
売上収入(書く)が無ければ、総利益は赤字となる。
読み書き(収支)のバランスがとても重要なのです。

今日も一日良い日に致します。 
物流応援され団長・山田 押忍!