否定を肯定する | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

ヤマネットが主催する実践研修では、毎講、月間行動計画書に対する
「活動報告発表」の時間がある。この時間は、アドバイザーや私から
受講生の活動、取り組み姿勢、態度、発表内容に対して忌憚のない意見、
指摘、アドバイスを伝えさせて頂く。この時間が実に勉強になる。

長年、実践研修を主催運営してきて、カリキュラムもあれこれ変化して
きましたが、この「活動報告発表」は不動で、この研修プログラムの中
の核となる学びの機会であります。

一昨日行なわれた実践研修名古屋26期生第5講においても大変勉強に
なりました。まずは、発表する受講生の活動報告から「なるほど」と思
える内容はとても参考になり、時にそっくりマネて自社に持ち帰りやって
みたり、時に仲間の活動内容が反面教師であったり、また、アドバイザー
からの時に優しく時に厳しい意見やアドバイス、叱咤激励、核心をついた
指摘から、発表する受講生のみならず、それを聴いている他の受講生皆が、
それを自社事、自分事に置き換えて捉えると、それら全てが実に勉強にな
ります。

受講生にとって、
そのアドバイスは時に納得できないことであったり、
その意見は時に自分の考えとは違い受け容れ難いものであったり、
その指摘は時に自分を否定されたかの如く悔しいものであったり・・・
そんな、意見、アドバイス、指摘を受けて受講生は様々な反応をします。

アドバイスの意味を一所懸命考えようとする人、
自分の考えと違う意見も肯定的に捉耳を傾けようとする人、
指摘に対して反発する人、謙虚に改めようとする人、
怒りを露わにする人、逆ギレした人も過去にいた、
時に核心をつかれ涙を流す人もいる。
反応は様々だ。

これまで、数えきれないほどの活動報告を見聴きし、沢山の人達の取り組
を観させてもらい、確信していることがある。
それは、納得できないことや、自分の考えと違う意見、受け入れ難い指摘、
時に理不尽と思えるような、時に怒りすら湧いてくるような、そんな人や
出来事が自分の前に現れた時、それは実はチャンスだと。否定的に捉えて
はならない、その時こそが自分の成長の機会であるということだ。

何故ならば、受け容れ難いということは、自分のキャパをこえているという
こと。その人、その出来事は、自分の許容範囲の外ということ、それをその
まま外に放置しておくか、受け容れるか、受け容れるには許容範囲、つまり、
人間としてのキャパや度量を大きくするしかないからだ。


今朝のタイトル<否定を肯定する>、何だか禅問答のようだが、
詰まるところ、そういうことだ、一見、自分に対して否定的と思える意見、
考えを一旦受け容れ、肯定的に捉えてみること、それに目を閉じ、耳をふさぎ、
避けたり逃げたりを続けていくと、いづれ自分の周りは、自分にとって都合
のよい事、目障りでない景色、耳障りのない言葉で覆われてしまう、
逆に自分の周りから指摘や苦言を呈してくれる人が消えていく・・・
その先は、もう云うまでもありませんね。

否定を肯定する。
云うは易し、行なうは難しですが・・・
意識して参りたいと思います。


今日も一日良い日に致します。
 物流応援され団長・山田 押忍!

 

(2月6日ML配信分)