短所と付き合う | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

私は、研修の講義でも、社員に対する指導やアドバイスの際にも、
長所と短所のことをよく話題にするし、自分自身も常に意識をしている。
より良く生きていくために、とても重要なことだと捉えているからだ。

例えば、長所とは、
元気、優しい、謙虚、素直、几帳面、冷静、正直、一所懸命・・・
例えば、短所とは、
傲慢、怠慢、ズルい、悲観的、無責任、逃避癖、言い訳、短気・・・
と、いったように、言い換えれば長所とはその人の素晴らしい側面で、
短所は愚かな側面であります。

重要なことは、長所が〇で、短所が×という捉え方は間違いで、
その両方が誰の中にも内在していているということ、それも両方
同じ容量で、そして、二つは生涯の相方であり、二つで一つ、
どちらか片方だけで存在することは不可能であることを認知する
ことであります。

どちらか片方だけの人間は恐らくいない、少なとも私が50余年
生きてきた中では出会ったことは一度もないし、知り得る限りでは
一人もいない。だから多分そんな人はいないのだろう。

でも、厄介なのは、内在する短所が顕在化した時だ。
長所が顕在化している時は人間関係は無事で順調で平穏に過ぎていく、
短所が顕在化した瞬間に状況は一変する。
トラブルや事故、人間関係の悪化は全て例外なく短所が顕在化した時だ。
辛くて、苦しくて、しんどい。

でも、この厄介を取り除き、
辛さ、苦しさ、しんどさを和らげる方法がある。
自分の短所、相手の短所を認知し、否定せず、受け容れる。
そのうえで自分の短所が顕在化しないよう意識する。
相手の短所が顕在化した時は自分の長所で対処するよう意識する。
これは訓練だ。言うは易し行なうは難しだが、意識し続け、そうし続ける
ことにより鍛えられていく。少しづつできるようになる。でも相当な覚悟がいる。
何故ならば、短所を受け容れるとは自分の愚かさを受け容れ、相手の愚かさ
と付き合っていくということだからだ。


人は人から傷つけられ、人は人を傷つける。
されど、
人は人から癒され、人は人を癒すこともできる。

人間とは愚かであり、素晴らしい。


今日も一日良い日に致します。
 物流応援され団長・山田 押忍!

 

(2月15日ML配信分)