二元論から一元論へ | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

 

昨日は、全社を代表して幹部6名で熱田神宮へ初詣に出掛け、
一年間の無事を祈りました。その後は、昼食をとりながら、
6名で年頭の抱負を発表し合いました。今年のみならず中期、
長期のビジョンにも触れることができとても有意義な時間を
幹部と共に過ごすことができました。

幹部の抱負を聴き、ビジョンを語り合う中で、ずっと頭の中に
あったのは、人材確保、人材育成についてです。
どれだけ、熱く抱負を語ろうとも、どれだけ素晴らしいビジョン
を掲げようとも、6名の幹部だけではそれを成すことはできません。
ビジョンに向かい共に実践してくれる人材が必要で、それは現社員
達であり、現社員に加え新しい人材も確保し、次世代の若い人材も
育てていかなければなりません。

お正月休み中に、読んだ経済アナリスト藤原直哉氏のレポート
では、若い人材を確保し育てていくには、経営側、雇用する側
の相当の意識改革が必要であることが示唆されていました。

「もはや構造改革時代の常識は経営者、労働者の双方にとって
維持不可能となっています。更に今の若い人たちはシェア、
感謝、リスペクトという一元論的な価値を基本にしていますから、
競争とか欲望とか古い世代の勝ち負けが入る二元論的価値観では
動きません」と、ありました。

なるほどと思いました。
どこかで、未だ若い社員の考えや意識を変えなければならない的な
苛立ちに似たような気持ちや、価値観共有絶対のような考えが自分
の頭の中を支配しており、その考えを皆無にする必要はないにせよ、

やはり、違う価値観、多様性を受け容れる寛容さと、

それらを活かす知恵が必要であること、

意識改革しなければならないのは若者ではなく自分の方で

あることをを痛感させられました。

少々ショッキングなレポートではありましたが、
しかし、そうやって、若い社員達の顔を思い浮かべると、
これまでとは少し違った景色が見えてきます。

幹部との有意義な時間が、自分の課題にも気づかせてくれ、
新しい年を迎え、改めて、やるぞ!の気持ちにさせてくれました。

 

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍