上京物語 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

 

先日出張先のホテルでテレビをつけたら元歌手で音楽家の
つんく♂さんが出ていた、着替えながら何気に観ていたら
途中から興味深くなって暫く見入ってしまった。

つんく♂さんといえば、一昨年、喉頭がんで声帯を摘出し、
声を失ったことを公表し、「生きることを選んだ」ことが
話題となった。

ファンということでもないので、あまり詳しくはないが、
シャ乱Qというバンドのリーダーでボーカルでシングルベッドや
ズルい女などのヒット曲を出し、その後、一大ブームとなった
モーニング娘の総合プロデュースを務め成功を収めた華々しい
実績を持つ芸能人という印象だったが、デビューから3年間は
鳴かず飛ばずの歌手で、そのままフェイドアウトして消えていく
のかと思いきや上京物語という曲がヒットし、火がつき今に至る
ということだったそうだ。初めて知った。

興味深かったのは、未だ癌を患う以前のインタビューに答える
つんく♂さんが鳴かず飛ばずの時代とその後の心境、考え方の
違いを語ってくれたところだった。

デビュー当初は、かっこいいと思われたいというのが、何よりも
最優先だった、でもある時気付いた、音楽家として、最優先しな

ければならないのは、自分がかっこよく思われることではなく、

いい曲を作ること、いい音楽を世に送り出すこと、皆さんに

喜んでもらうこと。

その最優先であるはずのことが、2番目、3番目になっていたことに

気付いた、自分の使命に気付いた。そこから景色が変わってきたと。

その後、先にも書いた上京物語、シングルベッド、ズルい女などの
ミリオンセラー、そして、モーニング娘のプロデューサーと続いて
いったという。

つんく♂さんの話で少し長くなってしまったが、
見入ってしまったのは、自分にも身に覚えがあるからだ。
残念ながら、華々しい実績の方ではない、自分がかっこよく思われ
たいという方だ。

若い時、創業当時は特に。
客様の為、社員の為と口では云っておりながら、
本心のとこでは、自分が良く思われたい、かっこよく思われたい。
されど、この歳になり、過去を振り返り、周りを見渡して分かるのは、

概して、カッコよく思われたいとして動いている者は、

カッコ悪い結果を創り出している。

見た目や、職業や、目立つ目立たないなどはどうでもいい、
自分の本業の真の目的を知り、それに従い行動し続ける。
そうすると結果は概してかっこいい。

だいぶ見えてきた。
されど、まだ自分のどこかに良く思われたいが潜んでいる。
人間の業は生涯消えないかもしれないし、私のような凡人は

特にかもしれない。
私の使命は、物流業界の活性化、この業界から事故を無くすこと、

物流マンが快活に働ける会社、業界を創ることであります。
油断せず、かっこつけず、心してかかろう。

今朝は、東京へ向かい新幹線の中で書きました。
今年初の上京。
澄んだ冬の空、富士山がきれいです。

 

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!