海賊とよばれた男 ~2016年ファイナル~ | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

大晦日。
今年最後のモーニングメールは、これでいこうと思う。
海賊とよばれた男。

3年前に上映された「永遠のゼロ」に続き、百田尚樹氏が
書いた小説が映画化されたものだ。監督も主役俳優も同じ、
永遠のゼロ同様、素晴らしい映画で感動した。

岡田准一扮する主人公国岡鐵造は、実在の人物、出光興産
創業者出光佐三をモデルに彼や彼を取り巻く人達の生き様
が描かれたヒューマンドラマ

日本の主要燃料が未だ石炭だった時代に、石油の将来性に
目を付け、北九州門司に出光商会を創業し、北九州から下関
を中心に石油販売を開始するが、その後も革新的な営業を展開し
販路をアジア、南方へと広げていくも、その後、太平洋戦争が
始まり、大切な社員も石油事業基盤の殆ど全てを失うも、
終戦後残った社員を一人も解雇せず、GHQの支配下でラジオの
修理や旧海軍の備蓄タンクからの残油回収作業などを社員と一丸
となり行ない再建していく、その後、石油事業に復帰した後も、
欧米のメジャー大手の圧力を受け、ジリ貧状態に陥るも、
起死回生、世界最大級のタンカー日昇丸を就航させ、世界を
相手に逞しく事業を展開していく。

激動の時代、劣悪な環境下、最悪の条件、どれだけ逆境に立た
されても諦めない、妥協しない、決断し、手を打ち続ける主人公、
そして主人公を周りの人達が全力で支えるその姿、シーンに心が
何度も揺さぶられた。目指すべき己の姿、目指すべき組織の姿だ。

先日配信したコラム<其の身を正す>を読んで、友人がくれた
感想メッセージに「戦に勝つは兵の強さ、戦に負けるは将の弱さ」
とあった。海賊と呼ばれた男は、正にそれを思わせる組織やリーダーの在り方、本質を突いていた。

時代もスケールもまるで違うとはいえ、
この映画や友人からのメッセージは、自分に何を問うているか?
自分と自社に置き換えた時、どうか?

これくらいでいいかと、妥協していないか?
これは無理、仕方がないと、諦めていないか?
怖いから、傷つきたくないからと、逃げていないか?
負けは誰かのせい、手柄は自分という気持ちがありはしないか?

今日で今年が終わる。
心静かに、自らに問い、来たる新年に備えよう。

今年一年も実に多くの方々にお世話になり支えて頂きました。
皆さんにとりまして、来年は今年以上に素晴らしい年になり
ますよう、心よりお祈りいたします。
今年一年誠に有り難うございました。

「海賊とよばれた男」必見の一作です。未だの方は是非!

 

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!