本当のことから目を逸らさない | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

 

今週は、地元エリアでの企業訪問や出先での商談と
車移動の多い一週間だ。一昨日、営業車で移動中、
ふとラジオをつけると、「テレフォン人生相談」
が流れていた。ニッポン放送の長寿番組で、多くの
人が一度は耳にしたことのある番組だと思うが、
パーソナリティは社会学者の加藤諦三さん。

およそ30年前、私がまだトラックドライバーをしていた頃、
配送中によく聴いていたので、懐かしいと思いながら、
声はさすがに少し老けた感じはするが当時と変わらぬ
はっきりした口調で、電話の向こうの相談者の話を聴き、
話している加藤諦三さんの声を聴いて、懐かしいなぁ、
30年以上も続けてみえるんだぁ、凄いなぁと、感心しながら
懐かしい声に思わず聴き耳を立てていた。

途中からだったので、相談内容の詳細は分からなかったが、
母親が子供のことを思うあまり、こうあるべきと勉強や
スケジュールを強要し、進学志望校も親が決め、躾、教育と
云いながら、常に監視し、縛り付けた結果、子供がグレて
しまい、罪を犯してしまった・・・ざっとこんな内容だった。

我が子の将来を想って・・・と云いながら、実のところ
それは世間体であったり親のエゴであったり、本当に子供
のことを想っての躾、教育ではなかったのかもしれません。
親が子に本当に望む姿、真の願いは何なのか? 
成績の良し悪しか?志望校に合格することなのか? 
それよりも何よりも、心身ともに健康で元気でいてほしい、
幸せになってほしいそれが親としての本当の想い願いでは
ないか。今からでも遅くない、子供と向き合い
親としての本当の気持ちを伝えてあげて下さい。
加藤諦三さんのアドバイスコメントは
的確で人間愛に溢れている。

コメントを聴きながら電話の向こうで嗚咽する
お母さん(相談者)は、これまでの子供との関わり方、
接し方を至極反省してみえる様子で、自分の考え
行動を改め、子供と向き合うことを、声を振るわせ
ながら誓っていた。

相談電話が終わった後、加藤諦三さんは総括の一言を
述べて番組を締め括るが、
一昨日のその一言が私にはとても響いた。

「本当のことから目を逸らすと、何かしらしないではいられない」

現象に振り回され、時に本質から目を逸らしてしまっている
自分自身にハッと気づかされた。いつもドタバタしている私。
経営者として、物流応援団長として、親として、人として・・・ 
本当のこと、本質をキチッと捉えてさえいれば、
実はそんなにドタバタする必要はないのかも知れない、否、
忙しさにかまけて本当のことから目を逸らしているのかも
しれない。本当のことを見る、そうすると、私が本当に
やらねばならないこと、実は私がやらなくてもいいことが
見えてくるはず、そう思った。

日に日に寒さが増し、今年が暮れていきます。
自分の日々の思考、行動を振り返り、本当のことから目を
逸らさず、新しい年に向け、本当にやるべきこと、
やらないことを今一度考えてみよう。

 

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!