理念やビジョンより大事なこと | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

 

経営理念を確立し、目標やビジョンを持ち会社経営していくことは
とても大事なことだと思う。

経営理念とは読んで字の如く、理想を実現させるための信念とでも
申しましょうか、あるべき姿、存在意義とでも申しましょうか、
経営者は勿論のことそこで働く人たち皆が、自分の考え言動が、
経営理念に則っているか、適っているかを常に意識し仕事ができれ
ば、それは素晴らしいことであります。

目標やビジョンにおいても、それを常に経営者が明確に指し示し、
社員、幹部のベクトルを合わせそこで働く人たち皆が同じ方向に
向いて進んでいる会社もまた素晴らしい。

 

しかし、時に、こういう会社を観る。
経営理念は掲げているのだが、会議室か応接間に掲げている
だけで、形骸化していて理念の存在すら誰も知らない。
それならまだしも、もっと深刻なのは、
社長が経営理念の大事を謳い、目標ビジョンを示してはいる
のだが、それを社員、幹部のみならず、社長自らもそれに縛られ、

理想と現実の違いにイライラして、眉間にしわを寄せて、
社内にいつもピリピリした空気が漂い、

人間関係もギスギスしている。

これでは、本末転倒だ。

理念は理想の姿、ビジョンは明るい未来予想図。
そこに向かうまでの困難や試練は勿論あるだろう、しかし、
未来は、今日一日、今この瞬間の積み重ねだ、その今日や今が
イライラピリピリギスギスした気持ちや状態のその先に理想や
明るい未来の実現はあるだろうか。

 

非難を覚悟で敢えて云いたい、理念やビジョンは単なる道具
に過ぎない。それよりも圧倒的に大事なこと、それは、
「今を機嫌よく、皆と仲良く」することだ。でも、それは、
ただ今日一日を能天気に、仲良しごっこの馴れ合いで過ごす
ということではないし、容易い(たやすい)ことでもない。
今を機嫌よく、皆と仲良くするを常に意識し続け、実践して
いくことは言うは易し行うは難し、相当の信念がいる。

理想や未来、過去にも縛られ今を蔑ろ(ないがしろ)にして
いる人、実に勿体ない。未来は分からない、過去は変えられない。
最も大事なのは今、というか全ては今、今しか存在しない。
にも拘らず、意識は過去と未来を行ったり来たりして今ここに無い。

変えられない過去を悔やんで、分からない未来を不安がり、
毎日を過ごすことはしんどいし、不幸だと思います。

 

過去は今の自分を育んでくれた恩人であり、
未来は今の自分を鼓舞してくれる応援者だ。

未来の為に今があるのではない、
今の為に未来があるのだ。
理念やビジョンは今を照らすためにある。

今日一日を機嫌よく、皆と仲良く過ごそう。

 

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!