観えない景色を変える | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

今週は珍しく出張が無い一週間ですので、自社内にて社員
との面談や地元企業訪問等に時間が使えるチャンスであります。

社員からの生の声には会社の現状をリアルに把握できる力
があります。勿論、社長に対して吐く言葉ですから気を遣っ
ていることも、少々蓋をしたりするところがあるのも踏まえ
たうえで聴いても、その言葉や表情の奥から見えてくるもの、
感じることがあります。

経営者や幹部が意識しなければならない一つに、社内で自分
が観ている景色は最高の姿であるということであります。
故に、自分が居ない時は、残念ながら自分が観ている景色以下
だということ。挨拶、態度、言葉遣いなど全て。社長がいる時
と居ない時とでは態度を変えるということを云っているわけですから、

社員の人達には誠に失礼な話しに捉えられるかもしれないけれど、

そうではなく、遠くから見るアルプスの山々は美しくとも登ると

険しくゴツゴツしているわけで、距離感によって景色が変わる、

それは自然の摂理であり、良いとか悪いでありません。

自分が素晴らしい景色を観ていたとしても油断してはダメだという

己への戒めであります。

昨日の夕方は地元同業経営者の月例の勉強会がありましたが、
各社の現状を情報交換する中で、人手不足、人材不足の益々の
深刻化が伺えます。ドライバー不足は勿論、管理職へのなり手がいない、

その理由が、現状の管理職、自分の上司を見ていて
「あんな辛そう、しんどそうな仕事はしたくない、なりたくない」ということだという・・・

なんとも嘆かわしい話であります。そう思う社員の側ではなく、

そう思われるような姿、態度で仕事をしている管理職、上司の側であります。

社長、幹部、管理職、リーダーが眉間にしわを寄せ険しい表情で、

ピリピリイライラし、悲壮感を漂わせたり、暗くて元気がなくて、

辛そうに仕事をしていたら、そりゃなりたくないと思うのは当然であります。

私はサラリーマン時代、若造管理職時代、30年程前から、
リーダーは常に社員の目標や憧れのような存在でなきゃあかん!

というのが持論でしたし、愚痴っぽい幹部や苦しそうに仕事をしている

先輩管理職にもそう言って食ってかかっていました。

リーダーとて人間、気持ちの浮き沈みやバイオリズムの乱れは
勿論ありますが、まずは心掛けて自分が体現すること、
目標や憧れのような存在であれという持論は30年経った今でも
変わりません。そうでなければ目の前の景色は変わりません。
ましてや自分が居ない時の景色などは尚更のことです。

今日も一日良い日に致します。

物流応援され団長・山田 押忍!