過労死について考える(その2) | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

甲子園出場を目指している高校球児たちは、
授業が始まる前には朝練、放課後は暗くなっても
ナイター設備のライトでグランドが照らされ遅くまで
練習は続く・・・ 
そんな大阪にある某高校で、親友の社長が、学校から
お声が掛かり、全校生徒の前で講演を行ったそうだ、
講演の後の質疑応答の時間、坊主頭で真っ黒に日焼け
した野球部の生徒が、運送会社は長時間労働をさせる
ブラック企業というイメージがあるが実際はどうな
のか?過労死とかの心配はないのか?
という質問に対して、その社長の答えが実に面白い。
早朝から練習、放課後も夜遅くまでナイターで練習、
練習、練習、監督やコーチ、先輩からは厳しい指導、
時に厳しい言葉も浴びせられるだろう・・・
君が所属しているのは、ブラック野球部か?
会場一同は爆笑となったそうな。
如何にも大阪のノリ、おもしろい応答である。
そして、ただ、おもしろいだけではなく、云いえて妙、
実に深い。私が聞いた話は、そこまでだったが、
この話の続きはきっとこうだ。
以下、ライブ風に私が勝手に再現してみる********
ほなら、君が所属してるのは、ブラック野球部か?
そやけど、この学校の野球部で、過労死した生徒なんて
オジサンは聴いたことないでぇ、毎日毎日そんな長い時間、
厳しい練習をしているのに、何で、やめへんのか? 
監督さんもコーチも一丸となって、時に厳しくも、
皆で励まし合い、労い合い、甲子園出場という夢を
実現しようとしているからちゃうか? 
君も甲子園行きたいやろ?(行きたい!)
そういうことや、いくら時間が長くて、毎日厳しい
練習をしても皆で共有できる夢がある目標がある、
そうなりたい!と、自分自身が心底思えるものがあれば、
頑張れる、活き活きできる。そやから、君が所属している
野球部はブラック野球部ちゃう、素晴らしい野球部なんや。
会社もそれと同じことなんや。
長い時間働いても社員が活き活き働いている会社も
あれば、そこそこしか働いていないにも関わらず社員
からの不平不満が飛び交っている会社もある。
社員と経営者が目標、ビジョンを共有できている会社、
毎日ただ忙しく、先のことがまるで見えず、一体どこへ
向かっているのか分からない会社、
励まし合い、労いの声が飛び交っている会社、
不平不満、愚痴、陰口がささやかれている会社、
ブラック企業というのは、長時間労働を強いる会社だけを
いうのではない、目標、ビジョンがない、お先(未来)
真っ暗の会社を正しくブラック企業と云うんや。
勿論、労働時間等、法令は遵守せなあかん、でも、
それ以上に大事なことがあるんや。
オジサンの会社には、ビジョンがある、こういう会社
にしたい!という目標がある。ほんで、社員みんなが元気に
ワイワイ声を掛け合って、毎日活気があって、ほんま楽しい!
そやから、過労死の心配はないんや。
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<過労死について考える> つづく。
今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!