ハルです。
先日タックマンモデルについてのブログを書きました。
http://s.ameblo.jp/staffcircle/entry-11875460924.html
この後甚さんが原典の論文を見つけてくれて、
次回7/25のチームビルディングカフェはタックマンモデルがテーマになりました。
定義や、どう書かれているかだけではなく、実際のチームで起こることや、ステップが進んだり戻ったりするのではないかという話などもでで面白い時間でした。
こんなテーマに関連して、先日
「ギブの四つの懸念」というモデルを知る機会があったので、
ご紹介しておきます。
自分も読んだことのあるザ・ファシリテーターという本に載っていたのですが、すっかり忘れてました。
内容は以下のものです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
P58 J.R.ギブの提唱した4つの懸念モデル
:受容(acceptance):自分自身や他者をメンバーとして受け入れることができるかどうか
↓
データ流動(data flow):こんなことをいってもいいのだろうか?という不安
↓
目標形成(Goal formation):グループ活動の目標が理解できないことに起因する不安
↓
社会的統制(social control):グループ内で依存願望が
満たされない場合に発生する不安感
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※こちらの内容だけだと、よくわからないと思いますので、みなさまもいくつかのサイトを検索していただくとイメージつきやすいかもしれません。
タックマンモデルと似たステップがあるようにも思いますが、より内面の心情にフォーカスが当たったものですね。
先日、これが話に出た背景は、長期のプロジェクトではなく半日のワークショップの中でも、
この4つ懸念を意識してプログラムを作っていくことが大事ということでした。
自分がワークショップの運営の際に意識するとしたらこんな要素になるでしょうか。
◆受容(acceptance)
・自己紹介や、手あげアンケートなどにより、それぞれの立場がいてもいいこと、場に貢献できることを伝える
◆データ流動(data flow)
・グランドルールで、まとまっていないことや、考え切れてない思いつきを言っていいことを伝える
・その場で話したことは、外で他の人に話さないように伝える(守秘義務)
◆目標形成(Goal formation)
・ワークショップ全体の目的、ゴールを伝え、参加者がその中でどう発言、行動するかを判断できるようする
◆社会的統制(social control)
・グループワークの時の役割分担を指示するか、役割分担もグループに任せるか、参加者の親密度などによって変える。
・知識や立場の差があればそれをメンバーで共有した上で役割分担や議論を始める。
自分がみてイメージしたのはこの辺りでした。
もちろん、主催者側がこのような工夫をするだけではなく、
参加者同士が自己紹介をし合う中で、受け入れあったりすることが、大切になってくるとも思います。
この四つの懸念をもとに自分で想像して、ワークショップ開催前や、会議の開催前のチェックリストを作るのも有効かもしれないですね。