昨日、ある打ち合わせでチームビルディングのプログラムについて説明していて、終わった後に一緒にいた研修会社の営業の方が
「チームビルディングについて、その使い方や説明の仕方が良くわかりました」
と言ってくれた。
伝えたいことが伝わったのは嬉しかったけれど、チームビルディングジャパンのプログラムを売ってくれている方たちにとってもなかなか分かりづらいものだというのが良くわかりました。
ただ
「チームワークを良くする」
「コミュニケーションを活性化させる」
といったことがチームビルディングのプログラムを導入するきっかけとなることが多いけれど、
実際には色々な要素が含まれていてわかりにくい。
組織変革のために役員クラスの合宿を行うこともあれば、部署内の関係作りのためだけに行うこともある。
昨日の打ち合わせの中で出てきたのは「リーダーシップ研修」についての話。
お客さんの人材育成担当の方は
「普段よく座学のリーダーシップ研修を行っているのですが、それと比べて何がいいのか、どう上司に伝えればいいんでしょう?」
とのこと。
それに対して自分で答えたのは長いので省略しますが、要は
「正しいリーダーシップの在り方について、教えることはしません。それぞれの体験、感じたことをもとに話し合い、考えてもらいます。」
ということ。
正解を教えると、考えなくなる。
考えないと、学べなくなる。
もちろん、過去に考えてきた人たちが見つけた答えを紹介するのは大事なインプットだけれど、その”正解”に依存するようになっては学べなくなる。
それから、すでにある程度の管理職にある方や役員の方たちなどに対しては同じように教えるということがそもそも難しい。
それぞれに学んできて、それぞれのマネージメントやリーダーシップにつての哲学がある。
「教える」ということでそれを否定してしまったり、対立してしまってはもったいない。
だからより多くの経験やこだわりを持っている管理職や役員の方たちが集まって、そこから学びや変化を生み出すにはお互いの視点や考え、経験をもとにした対話が効果的。
チームビルディングジャパンのプログラムは「体験」と「対話」をつかうため、見た目に派手な体験のインパクトが強い。
だから「若手向けでしょ?」と思われることもある。
だけれど、実際は経験豊富な方たちほど、効果が上がりやすい。
普通の研修では教えられない人たちが学び合える場ができる。
チームビルディングジャパンのプログラムはやっぱりもっとわかりやすく伝える努力をしていかないといけない。
絶対にいま世の中に必要な仕事を自分たちはやっている。
だけれど、それが伝わらなくて、求められる会社にならなくては存在している意味がない。
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