「責任」というものの扱い方はとても難しいことがある。
責任を負わない人が集まってもチームとして機能しない。
それがたとえ遊びでも、たとえば「みんなで集まってパーティしよう!」と言った時に、
「じゃあおいしい料理作って持って行くよ」だとか、「面白いカードゲームあるよ」だとか、主体的かかわることが責任をとって行くという事。
全員が主体的に責任をとって、楽しみながらかかわって行くことで全員が目指す状態を生み出せる。
ところが、誰も主体的にとらえずに、ただ参加すればいいやと思っていたとすると、主催者が全部用意して参加費を集めたり、主催者が他の参加者にお願いをして用意してもらったりといった事になる。
企業の経営者や管理職の悩みもそれに似ている。
理想は全員が主体的にかかわっているパーティ。だけれど実際はほとんどのメンバーが主体的にとらえていない状態に見えている。
だから、部下に責任を負って仕事をしてもらい、権限委譲したいと思っている。
だけれど、それが部下から見ると上司の責任放棄に見えることがある。
つまり、部下に責任を負ってもらいたいからその責任を負わせようとする。
部下にとっては上司が自分の責任を負わないで部下に責任を負わせているように映る。
全員が主体的に、責任をとりあっていればそうはならない。
まず、上司は自分が主体的に責任を負っていなければならない。
そして部下が責任を負っていけるようにあらゆるサポートをしてゆかなくてはいけない。
そのためにまず必要なことは目指す姿のゴールイメージを持つこと。
全員が責任を主体的にとっている状態。
それと現状のギャップを確認しながら出来ることを一つずつやっていく。
一朝一夕で片付く話じゃない。
だから本気でじっくり取り組まなくちゃいけない。
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