新入社員はゆとり世代? | チームビルディング日記

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「体験」と「対話」で組織を育てる。

昨日はチームビルディングジャパンのプログラムを企業の人材育成ご担当者様向けにご紹介する無料体験セミナーがありました。

昨日のテーマは新入社員研修。

今年の新人から「ゆとり世代」と呼ばれたりして未知なるものと受け止められています。
今年に限らず、これまでも毎年○○型といってステレオタイプ化されています。


でもこれは実は入ってくる新人が悪いという事ではなくて、その新人を受け入れる私たちの方に理由があるのです。

受け入れる側として新人が理解できない ⇒ 理解して接したい ⇒ステレオタイプ化し、シンプルに理解する

という経緯で今年の新入社員はこうであるとステレオタイプ化するわけです。


ステレオタイプそのものは悪い物ではなく、全体の傾向を把握しやすくする目安として機能します。
その人個人を知らずともある程度最初の段階で判断の目安があるとコミュニケーションも取りやすくなります。

ところが、ステレオタイプには大きな弊害が2種類あって

・あの人は○○だからこうだと決めつけてしまう。(必ずしもステレオタイプが全ての場合に当てはまるわけではないので間違える可能性も大きい)

・「お前はゆとり世代だから」などと、特にネガティブな意味合いを込めてステレオタイプ化されて言われると人は嫌な思いをする。(「男には分からない」「主婦だからそう思うのかもしれないけど」「やっぱりO型だよね」などといったどんなステレオタイプでも一緒)

といった事が起こります。


ステレオタイプはその使い方を心得て使わないと悪い効果ばかりが目立ってしまいます。


「ゆとり世代」としてひとくくりに見る見方の背景には受け入れる私たちが彼らを理解したいという思いがあります。
大事なのはそこの所です。

理解できない状態で衝突が起こると普通は自分を守るために自己を正当化し、相手を否定するということが起こります。
そうならないためにも、まずは「自分とは違うから理解できなくて当たり前」という前提からスタートします。その上で小さなぶつかり合いをたくさん繰り返しながら、新入社員は社会に出て働くという事を理解し、指導する側も新入社員がどう捉えているのかを理解します。


新人で入ってくれば、まず仕事ができないのはあたりまえ。社会の常識を知らないのも当たり前。
それは今に始まった事ではなくてずっと続いてきていること。

今の新人の色々な傾向に対する具体的な対応策はありますが、受け入れる側のあり方を変える事で、受け入れる気持ちがずっと楽になることもたくさんあります。





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