こんにちは。ばんしょうです。
先週、恵みの雨が降ったものの
本当に蒸し暑い!! 溶けてしまいそうです。
さて、メルマガにこの企画を載せ始めはや1年とちょっと。
(このブログはメルマガに連動しています)
そもそも、
TBJのプログラムを色々なお客様に導入してほしいと思い
様々なシーンでの導入事例を紹介してきました。
ただ本音のところネタが尽きてきまして・・・(泣)
毎号うーん、うーんと限界を考えていましたが、
プログラムがないのであれば作っちゃおう♪
と最近やたら外に出ていろいろ体験しているのでその内容を少し紹介したいなと思います。
今回はプログラム化に向けて体験したうちの一つ
ビッグイシューの道端留学プログラムの様子をご紹介します。
◇ビッグイシュー(THE BIG ISSUE)とは?
まず、皆さんビッグイシューを知っていますか?
私も今回の体験を通じて知ったので偉そうなことは言えませんが、
駅前でこの雑誌を販売してるのみたことありませんか?
▲ちなみにこちらは7/15発売147号
*毎月2回(1日&15日)発行されています
『あー見たことある!』
という方は多いのでは?
駅前や人通りの多いところで売られています。
ビッグイシューは1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊されました。
ホームレスの人に救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。
売っている雑誌の定価は300円
売れれば160円(53%)が彼らの収入になります。
他の雑誌とは大きく違う所は
まず道端でしか買えないこと。(書店やコンビニは売っていません)
もうひとつは社会問題を大々的に取り上げている。
この2点です。
◇道端留学とは
今回私たちが体験したのは、
THE BIG ISSUE“道端留学”プログラムというもの。
ビッグイシュー販売者を体験する。
販売者の方と一緒に路上に立ち一緒に雑誌を販売します。
=THE BIG ISSUE“道端留学”プログラム概要=
7/29(木)
9:00-9:20 <ミニ講義>ビッグイシュー販売者を知る
9:20-9:30 “道端留学”手順説明と注意事項
9:30-10:00 事務所から各販売場所へ移動
10:00-11:30 <実践> ビッグイシュー販売者を体験する ~道端留学~
11:30-12:00 販売場所から事務所へ移動
12:00-12:30 振り返り
◇体験してみて感じたこと
当日の天気は雨。
最近の蒸し暑さを考えると恵みの雨といえるが、
販売者として路上に立つとあいにくの雨。
場所は地下鉄九段下駅の出口をでてすぐの高速下。
立地条件としては、
サラリーマン、学生がよく通る。
高速下なので雨は避けれて
商品の雑誌が濡れないがやや暗くみえる
雨ということもあり人通りは少ない。
(体験時間が10:00-11:30でちょうどランチ前)
まずどうしたら売れるのか考えてくるという事前課題があったので
一体感を出すために全員白のポロシャツでそろえよう!ということに。
(事前の情報収集で白が一番売れるらしい)
そしてキャッチーな声掛けを!ということで
ただ
「ビッグイシューで~す」ではなく、
通行人のヒットしそうな言葉を付け足すことで興味を向けてもらう。
ということで、
私は前日にオフィス近所でビッグイシューの最新号を購入。
事前に中身をチェックし当日に臨みました。
ちなみに
特集:夏休み。大人が楽しむ科学
インタビュー:フジロックにちなんで参加アーティストのインタビュー
が大きな特集でした。
通行人はサラリーマン、学生が主なので
『大人が楽しむ科学』と『フジロック』←学生=フジロックというのは安直だったかも^^;
を売り文句にしました。
路上に立って売り始めると、
色々な通行人の反応が見れてじつにおもしろかったです。
* 基本的に素通り、無視
* 私たちの目線と声が聞こえているので罰が悪そうに前を通る
* とりあえず愛想笑いするが、そのまま通り過ぎる
* わざとらしく聞こえてないふりをする ←これが一番おもしろかった!
など基本的にみなさんスルーなのですが
とおり過ぎながらも
「これは何なんだろう」と
興味げに看板や雑誌を目で追っている人が多いのが印象的だったというのが私の感想。
立ち止まって
『これはなあに?』
と話しかけてくる方もちらほら。
結果はというと、
参加者3人+販売者の方1名
10:00-12:00(最後の方は粘りました)
で
5冊。
多いのか少ないのかは基準がよくわからないので満足感はなかったのですが、
スタッフの方によると、
天候と立地条件から考えるとまずまずだそう。
よかった^-^!
◇プログラムを振り返って
プログラム後事務所に戻り振り返りをしました。
今回の体験で一番私が感じたことは、
ビッグイシューの取り組みを知ってもらうことが重要。
私もそうだったけれども、
通行人の方々は雑誌を販売しているということは知っていても、
それがホームレスの方々の自立を支援する取り組みと知っている人は少ない。
今回のプログラムの最後の方は
“雑誌を売る”ことよりも“雑誌の取り組みを知ってもらうこと”に全力を出していたような気がします。
やはり立っているだけで理解を得ようというのは限界があります。
今回、一緒に雑誌を売っていてひしひしと感じました。
知ってもらうということではこの道端留学プログラムはとても有効だと思います。
自分が実際に体験して知る。
↓
それを周りの人に伝える・呼びかける
その体験が道端留学プログラムでは出来ます。
が、、、
このプログラムがどのような研修プログラムになるかは
まだここではお伝えできないですが楽しみにしてて下さいー!