問題はネコじゃない! | チームビルディングジャパン・スタッフサークル(過去ログ)

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スタッフサークルは、チームビルディングの専門会社「チームビルディングジャパン」の朝礼のこと。ファシリテーションやチームビルディング研修など、社内に留めておくにはもったいない話を公開します!

せたすみえです。


我が家で問題が起こっております。
 
ペット問題です。


捨てネコを飼いたいと言い出しました。


子どもたちではありません。……ダンナです(;-_-)=3



 

ダンナのネコ好きは10代に付き合っている頃から周知の事実。
もちろん子どもたちも動物好き。
「イヌが飼いたい!」と娘に泣きつかれたことは、数え切れません。



それでもイヌやネコを飼うことを断念してきた一番の大きな理由は、
集合住宅住まいであること。
大家自ら契約ルールを破るというのか~! 



イヌネコは飼えないことになってるでしょー?と改めて指摘したところ、
意表を突いた切り返しがきました。
 
「うちのアパートに住んでくれている人は、みんな動物好きだ!!」


 ……えっ(-д-;) 何を根拠にそんなこと言うのだ(?_?)


「なんなら、入居者アンケートを取ってもいい!」


 そうくるか!




 じゃあ、飼ってるハムスターはどうするのよ?


「赤ちゃんネコのときからちゃんと餌をやれば、ハムスターを襲わない!」


 ……いや、ネコがネズミをつかまえたりするのは
  おなかが空くからではなかったような…。

 




挙句の果てが、


「すみちゃんはネコ飼うのに賛成なの!?反対なの!?」


 ……はぁ~-_-;) 賛成だとか、反対だとかじゃないのに(-_-;



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手放しに賛成とは言えない。


でもね、大切な家族が「飼いたい」と言っているのだから、
賛成かどうかは置いておいて、想いを分かりたいと思ってる。




家族はチーム。だから 誰かが一人で突っ走り過ぎると、
周りはバランスを取ろうとするんだよ。


ネコを飼うとなると不安な点がたくさんある。
解決しなくちゃならないことがあるだけで、
決して全面的に反対な訳じゃない。




しかしね~、賛成か?反対か?なんて訊いてまわって
賛成票を増やそうとしても逆効果だぞー!
○か×かと問われてしまったら、まだ○とは言えないのだから。




それにね、グレーゾーンの問題について一人で勝手に答えを用意して
「指示に従え!」って言っても、
それが納得できない・信頼できない指示じゃあ、誰も付いてこないぞー! 
(↑動物好きの娘にすら、痛いところを突かれてオット撃沈)


 これは仮説だけれど(そしてオットがそうだとは言わないけれど)、
 上司→部下の関係など、上下関係の存在するところでは
 ちょっと理不尽な指示でもある程度通用してしまうがために、
 自分にリーダーシップがあると勘違いしているパパが多いのではないか?
 と考える今日この頃。



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現在まだネコ問題は解決しておりませんが、

問題の本質は、ネコじゃないことに気づきました。



  「視点を変えてみる」
  「視野を広げてみる」
  「視座を上げてみる」


モノゴトの見方・考え方が偏らないためにも、
これらはどれも大切。


オットはネコを飼うためにどうしたら良いか、確かに様々な側面から考えている。


でも、どんなに一人で視点を変えたって、視野を広げたって、
視座を上げたって、限界がある。
ましてや、どうしてもネコが飼いたいオットの意見を家族に押しつければ、
家族内でバランスを取ろうとする力が働いて、
不安な点、未解決の点、無責任に感じる点などが
反対意見の形で挙がってくるわけです。



ここで「反対なワケ!?」なんてぶつかり合いになったら
もったいないですよね。
わたしだって、断固反対!という立場ではないのです。
(むしろネコ飼いたい^-^)

 


さて、今後どうするか。


まずは、
周りからの指摘に対してオットが一人で答えている現状を変える必要があります。
視野を広げたり、視点を変えたり絞ったりしながら
問題点を洗い出し、解決しようとするプロセスを、
家族間で共有してみるつもりです。


重箱の隅をつつくような言い合いにならないためにも、
「どうしてネコを飼いたいのか」
「その元には/その先には、どんな想いがあるのか」
オットの想いを家族と共有することも大切だと思います。
 


話し合うための時間は掛かりますし、
オットの思い通りの方法で物事が進むとは限らない。
でもきっと、家族は主体的に問題解決の方向へ動き出します。
 
ゴールに向かって家族の想いを一つにするプロセスを大切にすることは、
チームビルディングになるはずです。




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「視点を変えてみる」  「視野を広げてみる」  「視座を上げてみる」


って、どういうこと? という疑問に答えます。


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 6月テーマは  ~「なんで?」の使い方~

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