
| 日本に主に見られるアロエはキダチアロエやアロエベラで、背が低く、肉厚の葉をもつ、南アフリカ原産のユリ科です。アフリカの原生育地のものは樹木のように大きくなります。世界には約300種、日本にも約80種あると言われています。医薬品用便秘薬にはケープアロエが、健康食品にはキダチアロエの粉末やエキスを原料にしています。成分は異なります。 | |
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産地により成分は異なります。主な成分はアントロン配糖体のアロイン、アライノサンド、ホモナタロイン、テトラハイドロアントラセン、アントラキノン類のアロエエモジン、クリソファノール、ラバルベロン、ラムノサイド、クロモン誘導体のアロエシンやアロエウルシン(乳酸マグネシウム)、アロクチンA、サポニン、アミノ酸、ミネラル、ビタミン、多糖類などが含まれています(1-3)。アロインとアロエエモジンは苦味成分で胃液の分泌促進、抗炎症や抗アレルギー作用、排便促進作用があります。アロエウルシンは胃の潰瘍部分を覆ったり止血・抗炎症作用があります。アロエベラに含まれているアロエシンとアロミチンには抗癌作用があり、アロエシンには抗菌作用もあります。ネバネバ成分のムチン質は肌に潤いを与えます。 |
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苦味健胃、緩下、瀉下、排便促進、抗菌、抗カビ、防腐、解毒、抗ウイルス、抗癌、鎮静、創傷治癒、抗炎症、抗酸化、血糖低下、止血作用などがあるようです(1-8)。 |
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昔から万病に効くと言われているほどいろいろな薬効があります。 便秘や便秘を伴う慢性胃炎、胃けいれん、胃が重い、むかつき、潰瘍、食欲不振、下痢、高・低血圧、不眠症、二日酔い、乗り物酔い、ぜんそく、湿疹、じんましん、神経痛、歯痛、発熱、水虫、むくみ、日焼け、切り傷、火傷(水ぶくれ)、乾燥肌、ひびやあかぎれなどなど(1-7)。十二指腸癌(9)、肝癌(10)、慢性気管支喘息(11)での有効報告があります。 |
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葉を細かく刻んで天日で乾燥させます(蘆薈ろかい)。 |
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乾燥した葉を急須に入れて、お茶少々やはちみつを混ぜて熱湯を注いでお茶にします。少量であれば下痢、消化不良や胃炎に、大量だと便秘に効くようです。市販品は成分量を確認してください。 煮出す場合は乾燥葉5〜10gを水500mlに加えて約半量に煮詰め、1日3回食後に飲みます。即効性はありません。 |
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皮の部分には作用の強い成分が含まれています。皮膚の軟らかいところにつけると、炎症やかぶれをおこす人がいます。また、胃腸、子宮、胎盤を収縮させる作用が強いので取り扱いに注意してください。皮を完全に取り除けば大丈夫です。アロエ入り食品には有効成分が含まれている皮の部分は入っていません。これを入れると医薬品になるからです。 下剤としての作用があるので、飲みすぎると腹痛を起こすかもしれません。粉末で小さじ一枚を目安とします。 アロエは子宮収縮促進作用があり、骨盤内臓器の充血を起こすことがあるので、妊婦、生理中の人、陣痛時や虫垂炎、腎臓病、痔などの人は絶対に避けてください。身体を冷やす作用もあります。 接触皮膚炎例(12-14)、耳漏(15)が報告されています。 |
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通常は生のアロエをおろし金でおろしてしぼった汁を飲んだり、患部にたらして使うことが多いと思います。 生汁は作用が強いので、胃弱の人は葉を細かく刻んでお茶として飲んでください。 ぜんそくに生汁を盃一杯飲むと痰が切れ発作が止まります。 神経痛には、葉をすりおろしたものを布に塗って患部に貼り、乾いたら張り替えます。但し、冷えて痛むところには貼らないようにしてください。 食欲がないときは、生葉を少し折り、水洗いしてそのまま噛んで飲みこむか、汁を搾って飲みます。 |
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