事故が起きない企業文化 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

今週は8月度の物流マネジメントセミナーにて
運輸監査について学習とKYT(危険予知トレーニング)を行ない、
一昨日は、事故撲滅トレーナー養成講座(略して事故トレ)
名古屋1期生の最終講を行ないました。
物流業界の活性化を事業目的としているヤマネットとして、
交通事故を防止すること、ヤマネット研修にご参加頂く企業
から事故を無くすことは命題であります。
特に今年は、1月に軽井沢で起きたツアーバスの転落事故、
3月に広島で起きたトンネル内火災事故など、トラック、バスに
よる重大で悲惨な事故が相次ぎ、多くの尊い命が失われています。
故に、この活動は、命をかけてでもやり続けなければならない
重要な活動なのです。
今年から外部講師として事故防止コンサルの上西氏とも提携し、
事故撲滅に特に力を入れ取り組んでいます。
されど、事故が起きないという状態を作るには、多くの時間と
エネルギーを要します。何故ならば、事故防止は管理者や
ドライバーの知識や意識や技術のみでは成らず、その会社の
風土、企業文化が重要なファクターであるからです。
実際に研修を主催、運営し、様々な会社と関わらせて頂き、
また自分自身も実運送会社を経営していく中で、
それを痛感するのです。
ドライブレコーダーの事故映像による教育は、ドライバーの視覚
から脳に刺激を送り、無事故者に事故経験をさせるが如く、
脳に無き経験をあるが如くインプットしていく科学的な手法。
ベテランドライバーや管理者が新人ドライバーや事故惹起者に
添乗し、実地指導する実務的な教育法。
これらの指導教育方法により、個々の知識や意識や技術を
向上させることができたとしても、企業文化にまでは至らない。
例えば、その会社内の人間関係がギスギスし、常にピリピリ
した空気が漂い、信頼関係が希薄で、上司は従業員にいつも
ガミガミ怒り、従業員は不平不満や愚痴ばかりをこぼしている・・・
そんな社風の会社はいかにも危険な状態で、いつ
事故が起きてもおかしくない。
実務者個々への指導教育と同時に、
常日頃からより良い人間関係、より良い社風作りを心がけ、
信念を持ち長い時間をかけて飽くなき凡事を徹底継続していく
その先に、事故が起きない企業文化が育まれていくのであります。
今日は、実践研修大阪。
実践研修は、正しく企業文化を創りを育むための、
飽くなき凡事継続のプログラムであります。
それでは、行って参ります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!