産業と情緒:ロボットと人間(その2) | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

週末から週明けにかけては東京~長崎の旅。
産業と情緒のタイトルにぴったりの旅でありました。
東京の初日目は大都会の産業システムの中で走り回り、
訪問先では、情緒たっぷりのコミュニケーションを図り、
今後に繋がるとても良い展開となりました。
二日目は実践研修東京2期生の最終講修了式、5か月間、
研修課題に果敢に挑んだ受講生の皆さんを労い、学びと
実践の反復継続を訴えました。
飛行機と電車を乗り継いで着いた長崎では、
共に学び親しくしている後輩の結婚式。
30代半ばの新郎新婦は、同じ大学の先輩後輩、
お互いそれぞれの道を歩んだ後、東京で再会するが、
二人とも産業システムの渦に飲まれ、心が折れそうになっていた。
そんな二人が結婚と同時に縁ある田舎、長崎県東彼杵郡波佐見町
への移住を決断。この度、晴れて新天地で挙式をあげた。
産業の渦中に居ながらにして情緒で仕事するか、
はたまた暮らしの場所自体を変えるか、
どちらも覚悟が必要であります。
そして、何よりも気付くこと、自覚することが重要であります。
何に気付くか?
産業の肥大化は人間をモノ化、システム化してしまうということを。
人間を人間足らしめるものは情緒の他ないということを。
何を自覚するのか?
現代人の殆どが無自覚のうちにモノ化、システム化
してしまっていることを、そして自分も例外ではないことを。
過日(その1)で、事例として書いた人間と人工知能の囲碁の
戦いのこと、先日またしても起きてしまった山陽自動車道での
トラック追突トンネル火災事故のこと。
先週末の東京と長崎で感じたこと。
これらが根差すところの課題は全て同じ。
留まることの無い産業の肥大化、システム化に対して、
如何に生きるか、如何に在るかが問われている。
お店ではロボットが来場者を接客している。
自動車はまもなく無人で走りだす。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!