負荷という宝物 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

土曜日は、実践研修名古屋24期生の最終講でした。
涙あり、笑いありでとても感動的な修了式と終了後の
打ち上げでありました。
その感動は5か月間の受講生の頑張りと成長の賜物であります。
5か月の研修期間中、ただでさえ忙しいの通常の業務に加え、
研修課題に取り組むわけですから、受講生の皆さんには負荷が
かかります。しかし、この負荷が成長を促進するのです。
もう一つの成長を促進する要素として、
研修中は、講師やアドバイザーから受講生へ向けて様々な角度から
忌憚のない指摘、指導、アドバイス、つまりは苦言をもらうことが
しばしばあります。
年齢を重ね、また、立場や役職、肩書がついたりすると、
まわりから苦言を呈してくれる人、叱ってくれる人はどんどん
減っていくのが、世の常であります。
故に、良かれと思ってやってきたこと、考え、行動に対しての
苦言、指摘、指導、アドバイスは、時に受講生の心のど真ん中に
突き刺さり、辛く、苦しく、しんどい思いをすることもある、
でも、その痛みは核心をつかれた裏返しであり、受講生がクリア
しなければならない課題であります。これらは精神的な負荷となって
成長を促進します。
こうした精神的な負荷と、先に書いた実務的な負荷の両輪が
受講生の成長をグイグイ促進します。
その成長の過程をライブで確認できるのが、実践研修の醍醐味
であり、また受講生の上司の方が成長を確認し、喜びと感謝の
ご報告を頂けることが、この研修を主催するものとして何よりの
喜びであります。
24期生においても上司の方々から、そんな喜びと感謝の言葉を
沢山頂けることができ、大変うれしく思っております。
その反面、私自身が気をつけなければならないことがあります。
先に書いた、周りから苦言を呈してくれる人が少なくなるのは、
私自身も例外ではなく、それどころか、耳障りの良い聴こえ心地
のよい言葉の方が圧倒的に多い。苦言が成長を促進するとする
ならば、耳障りの良い言葉は成長を阻み、ともすると勘違いさせ、
傲慢な人間へと堕落していきます。
社長や幹部、講師や先生などの仕事をしている者は気を付け
なければならない落とし穴であります。
しんどい思いは誰しもしたくない、でも、しんどい思いをしな
ければ、進化、成長はあり得ないという一見矛盾に思える事実は、
長い歴史の中で先人達があらゆる事象をもってが証明して
くれている法則であります。
実践研修修了の際に、受講生に対し切に願い、訴えるのは、
「継続」です。学びと実践の反復継続、それはつまり、
精神と実務に負荷をかけ続けることを自分自身にも言い聞か
せているのです。
新年度がスタートしています。
自分に負荷をかけ、少しでも成長できるよう精進していこう。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!