返せない恩を返す | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

昨日は、運送事業の新規案件についての商談で、
岡崎営業所長と係長同行でお客様の物流センターへ出向いた。
長時間の打ち合わせとなり、クリアしなければならない
課題盛り沢山で、頭を捻らなければならないが、幹部、
社員との同行営業は私は好きで、とても楽しい。
特に、同行した係長のように若く、営業経験がそれほど
ない者にとっては、たいへん新鮮で、緊張感もあり、
勉強になる、貴重な成長の場であります。
自分も若いころ、当時仕えていた社長と同行営業するのが、
とても好きで、その緊張感と自分の未熟さを感じる悔しさ
みたいな感情が入り混じったあの新鮮さが蘇ります。
その商談に出かける前、営業所では、入社したばかりの
二十歳の乗務員が新人研修で部長同行で営業所見学に来
ていて、挨拶をし楽しく会話をしました。
これから接する先輩、上司、職場の雰囲気、環境で如何様
にも変化するのが若手であります。
若い社員達を見ているとハラハラするし、じっれったくも
思う、でもその未熟さは無限の可能性の裏返し。
愛情を持って大切に育てなければとつくづく思います。
32年前、18歳でトラックドライバーとして社会人デビュー
した時のことは今でも鮮明に記憶しています。
入社前の面接で応対してくれた優しい顔した部長さん、
お茶を出してくれた事務員さん、入社初日目、朝礼で
皆の前で自己紹介をした時の風景、先輩の助手席に乗り道中
交わした会話、積み込み場での怖そうなオジサンたちが意外
にも優しく接してくれた時の安堵感、納品先で無愛想な検品
担当のおじさん・・・
その後、チームリーダーに任命された時のプレッシャー、
初めて上司と同行営業でお客様訪問した時に、挨拶以外は
何も喋れなかった悔しさ、無力感・・・
全てが昨日のことのよう、
瞬きをしたら32年が過ぎていた。
今こうして、ここに立っていられるのは、
何も知らない、何も分からない自分に対し、
愛情を持って接し、大切に育ててくれた、
多くの先輩、当時の上司の方々のお陰だ。
あの頃の先輩、上司は、今頃どうしているだろう。
あの方達への恩返しを直接することはもうできない。
その恩を我が社の若手幹部、社員、そして、
物流応援団の研修に参加される人たちに向け返していこう。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!