産業肥大化、デジタル化、人間性劣化 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

カーナビの普及により道を憶えなくなった、
電話は殆どが短縮番号登録なので電話番号を憶えなくなった、
ネットですぐ検索できるので辞書を引かなくなった、
通販市場の拡大により出掛けなくても人に会わずとも買い物が
できるようになった・・・
デジタル化、コンピューター化、ロボット化は、
便利快適スピードアップを益々加速させる。
人間が動かなくなる、
考えなくなる、直接関わらなくなる。
もっと遡れば、江戸時代、東京から京都まで徒歩で2週間、
現代、車で5~6時間、新幹線で2時余、約10年後リニアが
開通すれば、1時間を切るようだ。 どこまで行くねん・・・
これらの加速は、人間が動かなくても、考えなくても、
直接関わらなくてもいい社会を加速させていくことに等しい。
産業の肥大化がデジタル化、スピード化を生み、人間性を劣化
させているといっても過言ではない。
この流れに気付かず、人間性劣化の波に飲まれてしまうか、
この流れに気付き、劣化を食い止めるか、
私は後者を選びたい。
この大きな流れを止めることは困難だ。
でも、この流れの中に居ながらにして、己の劣化を止める
ことはできる。劣化しない自分づくり、劣化しない組織づくり。
その手段は、実はシンプルで、読むこと書くこと対話
(ディスカッション)する。
共に学ぶ機会を意図して創り出すことと私は確信している。
この話題は後日また書こうと思う。
全くの余談だが・・・
学生時代、彼女の自宅に電話をかけるとき、
お父さんが出たらどうしようとコールの間、
不安と緊張感でいっぱいだった。
彼女が直接出てくれた時の安心と喜び、情緒たっぷりの
あの頃が懐かしい。
ギスギスの産業社会の中に居ながら、
コテコテの情緒人間であり続けたい。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!