矛先を変える | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

G7伊勢志摩サミットが今日から開催するにあたり
昨日から各国の首脳が続々と現地入りし、
三重県の地元は勿論のこと、名古屋の街も駅などは
厳戒態勢で、警官があちらこちらに立ち、物々しい光景です。
そんな中、昨日は、DNA東海ブロックの5月度例会が行われ、
昨日は各社経営者、経営幹部7名が集まり、情報交換、
意見交換を行なった。
事故撲滅に向けての取り組み、ドライバーへの指導教育方法、
人材採用について、給与体系に至るまで、忌憚なく述べ合い、
仲間の良いところは素直に真似てみる、また指摘すべきところは
指摘するといった、同業で同じ環境、条件の中で、同じような悩
みを抱えた前向きな経営者同士のやり取りは、とてもリアルで、
実践的で刺激的、実に為になる、毎月、実のある会合であります。
日々の活動の中で多くの経営者の方々とお会いしますが、
つくづく感じるのは、その人の物事の捉え方、考え方が全てを
決定付けているということだ。
どういうことか?
例えば、業績にフォーカスしたとする、業績の悪い会社、
良い会社がある。同じ運送業界で会社経営をしているわけだから、
ドライバー不足であったり、労働時間や最低賃金、お客様からの
条件が厳しい、運行管理規定等々の法令、多少の差はあろうとも、
例えば軽油や車両にかかるコスト、あれもこれも何もかも同じ
業界にいる以上、条件は基本同じだ。
にもかかわらず、ある経営者は、幹部が悪い、社員が悪い、
お客が悪い、行政が悪い、景気が悪いと、業績悪化の原因を
自分の周り、内外環境、条件へ矛先を向け、
だから業績が悪いと云う。
悪い奴らに囲まれて会社経営をしているとても不幸な経営者である。
一方、ドラーバー不足や労働環境、法令も益々厳しくなっていくが、
幹部も社員も頑張ってくれているお陰で、業績は好調だという経営者。
これは、経営者に限ったことではない。
同じ会社で、同じ上司に仕え、同じような業務、給料をもらって
いながら、ある社員は、不満を云い、ある社員は有り難いと
感謝している。
会社に限ったことでもない。
同じ地域に住み、子供は同じ学校に通い、
例えば同じマンションに住み、同じような家族構成でありながら、
一方は円満夫婦で、一方は不仲。
例えればキリがない。
これらの事例から明らかなのは、
原因の本質は、環境や条件や他人にあるのでなく、
自身の物事の捉え方、考え方にあるということだ。
それに気づき、他人や環境、条件に向いていた矛先を
自分に向けること、全ての問題解決は、そこから始まる。
私のようなチンピラが云うのも何だか、
各国の首脳全員が矛先を自国と自分に向けてくれたら、
難題の多くが解決に向けて加速するはずだ。
国も業界も会社も家族も本質は同じなのだ。

今日も一日良い日になります。
物流応援され団長・山田 押忍!