危険予知トレーニング@KYT | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆様
おはようございます。

危険予知トレーニング(KYT)。
運送業、倉庫業、建築、土木、製造業、工場仕事、等々、
いわゆる現場仕事を生業とする業種では聴き慣れた言葉
だと思うが、そうでない、いわゆるホワイトカラーの
業種ではあまり聴かないかもしれない。
また、業種によってもそのトレーニングの仕方は様々だ。
運送業界においてもKYTは、かなり以前からあり、
それこそ私が若かりし頃、未だトラックに乗務していた
時代からあったが、その頃は、街の中を行き交う車や歩行者
が書かれた一枚の絵の中に、どんな危険が潜んでいるかを
述べよ、というようなレベルのものだったが、今は違う。
ヤマネットでは今年から事故撲滅に特に力を入れ、
深田運送社長深田さんにご協力頂き、事故防止コンサル
上西先生とコラボで開催している
「事故撲滅トレーナー養成講座」では、
KYTトレーナーを育成すべく、正に現代版KYTを展開している。
KYTは、ざっと以下のような流れで行なう。
① 実際に起きた事故映像の数々を動画で観る
② 事故が起きる数秒手前で動画を止める
③ この数秒後どんな事故が発生するかを予測する
④ 止めていた動画の続きを観る
⑤ 予測した事故内容と実際に起きた内容を確認する
この①から⑤の流れを数々の事故事例画像を使って
何度も何度も繰り返し行なう。
この講座を行なうにあたり、私自身も上西先生のもと
トレーニングを行なったが、繰り返していくうちに
予測的中率がどんどん上がっていくということが実に
顕著に表れてくる。
予知能力というと少しオカルトチックに聴こえるかも
しれないが、現実にこの先に起きる事故を予知する力が
どんどん強化されていくことが実感できる。
正しく危険予知トレーニング、
事故撲滅の為に欠かせない必須のトレーニングであります。
更には、スピードや車間距離、脇見といった事故が起きる
直接原因(現象的な原因)の奥に必ずある本質的な原因が
見えてくる。本質原因のことを書くと長くなるので、
いづれまたの機会に書ければと思うが、ともあれ、
このKYTを運送業界に、どの運送会社ももっと本格的に
広く、そして早く波及していけるよう引き続き活動して
参ります。

今日も一日良い日になります。
物流応援され団長・山田 押忍!