事業継承の考え方:前篇 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

事業継承のことをよく考えるようになった。
私、満50歳、まだ早いと思われる向きもある
かもしれませんが、決して早くないと思っている。
私は運がいいことに、
18歳でトラックドライバーとして社会人デビューしてから
32年の間に、16年のサラリーマン経験、その中で管理職
としても経営幹部としても仕事もさせてもらい、
その後ヤマネットの創業、その後にはマルヒデ運送の事業継承も
経験させて頂いたお陰で、社内外問わず、社員、幹部、経営者
(創業社長も後継社長も)どの立場の人の気持ちもけっこう
分かる方ではないか思います。
研修では、経営者、幹部、社員と様々な立場、役職の方が
受講されるので、32年間の自らの経験がとても役に立っている。
5年前、マルヒデ運送では、経営のバトンを受け取る立場で
事業継承を経験したが、今度はバトンを渡す立場での継承である。
マルヒデ運送においては、2019年度には社長のバトンを後継者に
渡したいと考えている。というか、ビジョンとして全社に告知も
しているし、そういう計画で動いている。
だから、東京オリンピックの時には私はマルヒデ運送の社長では
ないということだ。人財育成を急がねば!
マルヒデ運送の前社長は、年齢は随分離れていたが、地元で懇意
にしていた先輩経営者。お父さんが創業した会社を継いで20数年
が経過していたが,後継者に恵まれず,行く末を案じてみえたところ
懇意にしていた後輩の私に目をつけ、声をかけられたのがきっかけ、
ヤマネットと税理士の先生が同じだったという御縁も手伝って
2011年40年目のマルヒデ運送の経営を私が継承することになり、
そこからヤマネットとマルヒデ運送の二足のわらじが始まった。
前社長は会長となり、それから2年後に退職されるまでには、
なかなか普通では味わえない数々の深い経験をさせてもらった。
中身は生々しすぎてここでは書けない(笑)
その経験の中で私の事業継承に対する考え方がハッキリと決まった。
私はたまたま縁あって,マルヒデ運送の社長をさせてもらっているが
これは単にある期間(次の世代にバトンを渡すまで)経営のバトンを
預かっているに過ぎず、この会社は私の物ではない。
会社は私物ではなく公器だ。だから大した仕事もせず高い給料を
とっていつまでも社長の座に居座ったり、オーナーだからといって
後の者達に迷惑をかけてしまうような法外な退職金をとったり
してはならない。
でも、年を取ると、そういう欲が得てして出てきてしまうとという
事例を私はいくつも見てきているので、私自身はそんなカッコ悪い
ことはしたくないので、出来るだけ若くしてバトンを渡したい。
私はセコくて小さな人間なので,そういう醜態を晒しかねないからだ。
一方、ヤマネットについては、
マルヒデ運送の事業継承に対する考え方とは本質的に違う。
と、ここまで書いて、長くなりそうなので、続きは次回とする。
今朝は、岡崎。
昨日から泊りで、部長と、両所長、4人で来年度の事業計画作り。
喧々諤々であります。
これも2019年ビジョンに繋がります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!