事業継承の考え方:後編 | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

先日も書いたようにマルヒデ運送は、御縁あって他人様から
継承した会社、たとえ私は社長であっても次なる者へ継承
するまでの期間、経営のバトンを預かっているに過ぎない。
そして、運送や荷役、流通加工等の物流サービスを販売して
いる実務部隊、今日現在では社員、パート合わせてちょうど
100名の従業員が働いている会社、その従業員とその家族、
そして、上記のような物流サービスを活用して下さっている
御客様の為にも事業をキチッと継承し会社を継続していかな
ければならないと考えている。
一方、ヤマネットの方は、事業継承についての考え方が
マルヒデ運送とは本質的に違う。
と、先日のコラムでは、ここまでを書いた。では、つづき。
ヤマネットは、物流応援団としての“考え方を売る”会社。
「我々は元氣と安心をお届けする物流応援団です」の経営理念
を掲げ、物流業界の活性化を事業目的として、そこに属す物流
会社一社一社が活性化すること、更にはそこで働く一人ひとり
の考えや行動が活性化すること、その為には学び続けること。
学び続ける目的は、成果の出る活発な行動を習慣化することであり
成果とは、自社の業績の向上、社風の向上、事故撲滅であります。
事業の目的、働く目的、学ぶ目的を明確にし、
これら考え、理念を自ら体現しながら伝えていく、
物流業界に浸透させていく、参加して下さる企業、
参加して下さる人達に浸透させていく、
そして、その人たちがまた更にその先へ、次の世代へと・・・ 
物流業界で働く人達の意識や細胞の中に脈々と受け継いでいく
遺伝子のような役目、ヤマネットという会社は私の中で
そんなイメージだ。だから私が創業したヤマネットという
会社自体(看板)が継承されず無く
なっても、それはあまり大したことではない、大事なことはその考え
理念が継承されていくか否かということであります。
そもそも私自身、看板や屋号、役職とかにあまり興味がない。
いや、そもそもではないな、若い時は、社長になってイイカッコが
したい、お金持ちになりたい、豪邸に住んで、いい車に乗りたいと
いう気持ちはけっこう強かった。
でも、様々な経験体験を通して、多くの先人、
先輩方の生き様、経営者としての姿を観てきた中で、実は、
どうでもいいことに時間とお金、意識、多くの資源、エネルギーを
費やしてきた自分も含め人が如何に多いかということに
今は気づいている。
今もお金や物に全く興味が無いわけではない、しかし、それらに
対する考えは以前とはまるで違うことを細胞レベルで感じている。
長くなりそうなので、この辺りでまとめることにする。
マルヒデ運送は2019年を目標にキチッと事業継承を行ない、
ヤマネットは理念継承を行なう会社(遺伝子)なのであります。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!