決算書というドラマ | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

仕事がら相談を受けることが多い。
仕事がらというか真のところは、私のお節介な性格が
そうさせているというのが正しいかもしれない(笑)
相談といえども、上から目線で相談に乗ってあげるという
性質のものでなく、その中から私自身が気づかされること、
学べることが実に実に多い。
特に、内容が業績や経営改善の場合は過去から直近までの
決算書にじっくり目通す、あらゆる角度から推移を観る、
じっくり観る、じーっと観る、そうすると、その決算書の数字から
その時その時の経営者の意志決定、喜びや苦しみ、思い、考え、
その時の現場の状態、会社に漂う雰囲気、社員の意識レベルなどが
ジワ~っと見えてくる。
過日、親しくしている社長から業績推移の概要を聴かされ、
以前に大変な状況であることは聴いてはいたが、私の想像を超えて
いたので、何かお役に立てないかと思い、正しくお節介でお声がけし
おじゃまして決算書を観せて頂いた、じっくり観た、じーっと観た。
すると、なんということでしょう、不覚にも涙が込み上げてきた。
自分でも予測していなかった事態に少し狼狽えてた。
その社長とは初めての出会いから数えるともう10年位のお付き合い
になるだろうか、今では大変親しくしていて、右腕左腕の幹部さんは
ヤマネットの実践研修の卒業生でもある。
だから長年その社長の姿、人となりを私なりに観てきている。
熱き心の持ち主で、弱音を吐かない気丈な人だ。
その人の苦悩、もがき、悔しさ、辛抱、孤独感・・・
それでも倒れてたまるかという意志を持ち続けてきたその姿、
社長を信じて支え続けてきた二人の幹部の姿、
その時のその時の現場の状況、職場に漂う空気感、
それらが数年分の決算書の数字の向こうからジワ~っと見えてくると
よく頑張ってこられた、よくここまで辛抱して諦めずやってこられた
という思いとと共に涙が込み上げてきたのであります。
決算書は経営者の通信簿ですから、勿論そんな大変な状態に
陥らせたのは経営者の責任に他ならない、されど、諦めて倒れて
しまう会社が数知れない中で、少なくてもその社長は頑張った。
そして、ジワジワとグングンと業績は回復している。
まだまだ油断は出来ないし時間も要するが、このペースでいけば
大丈夫だ、いけると観た。
帰る際、幹部お二人にもエールを送った。
3年前、実践研修を卒業した頃と比べると明らかに逞しく頼もしく
成長された姿がそこにはあった。
決算書はヒューマンドラマだ。
そこには経営者の生き方、その人の性格、その時々の意思決定が
見事に映し出される。景色が見えてくるのだ。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍!