居ない相手を探さない | 物流応援団長山田泰壮の元氣が出る話

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物流応援団長山田泰壮が経営者・リーダーにお届けする元氣が出るブログ

親愛なる皆さん
おはようございます。

3年前の今日書いたコラムが面白いので引用する。
昔懐かしい歌謡曲、内山田ひろしとクールファイブの
「そして、神戸」の歌詞を題材に展開しているコラムだ。

♪神戸~ 泣いてどうなるのか~
捨てられた我が身が惨めになるだけ~
パッパァパ~♪

約40年前、昭和のヒット曲ですが、平成の今を生きる我々を、
実にうまく風刺してくれています。
戦後、奇跡的な復興と成長を遂げた日本。
その奇跡は、皆で共に汗を流し行動した先に夢やビジョンの実現
があることを教えてくれた歴史であります。そして、その先、
世界第2位の経済大国にまで昇りつめ、バブル経済に突入、自由?
と豊かさ?を享受したが、更にその先に待っていたバブル崩壊では、
エコノミックアニマル達へ大きな衝撃と共に、人間の在り方を教え
てくれたはず。
世界に目をやれば、ソ連邦は72年の壮大な臨床実験の結果、
共産社会主義は、未来を構築できないことを教えてくれたはず。
その17年後のリーマンショックでは、資本主義の限界もまた
教えてくれたはず。
リーマン、震災、ユーロ危機は、大企業やこれまでの我々の意識、
考えでは仕事や所得、雇用を保障してくれるものではないことも
教えてくれたはず・・・

人間とは何か、如何に生き、如何に在るかを我々は常に問われている。
あの時代は泡であり夢であり、嘘やハッタリが通用した時代で
あったにもかかわらず、産業の肥大化だけでは人間は幸せには
なれないということを示唆してくれる多くの出来事を体験した
にもかかわらず、あの時代の甘美が忘れられず、意識や考えを
切り替えることができず、未だ、嘘、ハッタリ、ごまかし、
甘えで生きようとしている人、夢のつづきを見ようとしてい人。
未だ身近においても思い当たる人が多くいる。
世の中は大きく変化しているにも関わらず、現状にしがみつき、
変化を拒み、知ろうともせず、学ばず、成長せず・・・  
固く、甘く、せこく、小さい、傲慢で、我が儘で、ネガティブで、
思慮が浅い・・・
先の「そして、神戸」の歌詞の終わりは こうだ。

♪誰かうまい嘘のつける相手~さがすの~よ~~~♪
♪夢のつづき見せてくれる相手~~探すの~~~よ~~~♪

そんな相手はいないって!
なのに、未だ居ない相手を探している人を見かける。
自分のみじめを嘆いている人を見かける。
夢やビジョンは自らが描き、額と脳に汗をかき行動し、
周りの人達を巻き込み、共に切磋琢磨し合い、実現していくもの。
居ない相手を探すのはもうやめよう、みじめを嘆くのはもうやめよう。
自らビジョンを描こう、仲間とビジョンを語らおう。
まもなく今年が終わる、新しい年の幕が開く、これを機会に。

今日も一日良い日に致します。
物流応援され団長・山田 押忍